おはようございます。
む〜です。
色々あって観劇が出来ない今はちょこちょこ撮りためたスカステを見ていまして、ちょっと前には100周年の特番を見ました。
100周年の時のメンバー、私の大好きな方ばかりですっごく懐かしい気持ちになったのですが同時に今のスターとの違いも考えさせらました。
いまのトップスターさんたちは「唯一無二の存在」を目指すというよりは、「万人受け」することに重きを置かれたメンバーなのかもしれない。
そうおもったのです。
宝塚100周年のトップと今のトップ
まずは宝塚100周年を知らない方のために当時のトップスターメンバーを簡単にご紹介させていただきます。
100周年(2014年)のトップスター
- 花組: 蘭寿とむ 蘭乃はな
- 月組: 龍真咲 愛希れいか
- 雪組: 壮一帆 愛加あゆ
- 星組: 柚希礼音 夢咲ねね
- 宙組: 凰稀かなめ 実咲凛音
そして2021年のメンバーです。
2021年のトップスターメンバー
- 花組: 柚香光 星風まどか
- 月組: 月城かなと 海野美月
- 雪組: 彩風咲奈 朝月希和
- 星組: 礼真琴 舞空瞳
- 宙組: 真風涼帆 潤花
メンバーがわかったところで100周年頃のスターと今現在のスターたちを総合的に比較してみようと思います。
宝塚100周年から変化した”スターの特徴”
それぞれの時代でトップスターに求められていたものを、
- ○(大事)
- □(あればよし)
- △(必須ではない)
で表にしてみました。
*この表は独断と偏見で書いているのでご容赦くださいませ!
100周年 | 現在 | |
ビジュアル | △ | ○ |
歌唱力 | ○ | △ |
ダンス | □ | ○ |
芝居力 | □ | □ |
個性 | ○ | △ |
ざっと書き出してみましたが、全体的に現代のほうが平均的に何でもこなせるトップさんが求めらているのかなぁと思いました。
この表を作るとき、特に何かを狙ったわけではないけれど、案外劇団さんも同じように考えてスターの特性を変化させてきているのかもしれません。
この表を元にさらに掘り下げて語らせていただきますね。
100周年と現在のスターの違い
結論から先に書きますと、今回の比較でこのようなことがわかりました。
- 100周年頃:歌唱力と個性を重視。強烈な個性の持ち主が多いため新規顧客獲得には向いていない。
- 現在:ビジュアルとダンス力を重視。強烈な個性は感じないが新規顧客獲得に向いている。
こう書くと誤解を招きそうな部分もあるので補足させていただきたいのですが、今回は特に重視されていた項目を比較しているだけであって、”そのほかの魅力が全くない”と言いたいわけではありませんのであらかじめご了承ください。
さて、本題に入りましょう。
やはり100周年から現在にかけてビジュアル力とダンス力が重視される傾向にあるように感じます。
これはトップスターさんだけでなく、宝塚全体がスター育成の段階でこの方針をとっているのでしょう。
100周年前後から飛躍的にネット社会が加速し、宝塚歌劇団がメディアに露出する機会も多くなりました。
このような社会の動きに宝塚歌劇団も乗り遅れるわけにいきません。
その解決策として打ち出した方針が誰にでもわかりやすい「ビジュアルとダンス」だったのではないかなと最近思います。
既存客の流出防止よりも新規顧客の獲得に目を向けたときに、パッと目に入ってきた時に強烈な印象を残せるスターが今の宝塚には必要と判断した結果なのかもしれませんね。
宝塚らしい個性はあまりないけど、一般の方にとっては親しみやすく、いい意味で宝塚のハードルを下げられています。
100周年時代のスターさんたちはその点で言えば既存客向け(宝塚らしさ?満載)の方が多かったかもしれません。
よく言えば宝塚的で個性的。
悪く言えば一般の方(宝塚を知らない方)はとっつきにくかったのかも。
今までこのように比較したことはなかったのですが、ほんの数年の間でだいぶ”求められるスター像”が変わっていくものですね。
今後の人事予想に当てはまるかも?
今回比較している時に思ったのですが、この特徴って今の宝塚の人事にすごく当てはまる部分があると思うのです。
宝塚らしい方よりも、一般的に受けそうな方の方がトップになる可能性が高い。
こう考えると今後の人事もなんとなく予見できてしまいますね。
あの組の次期トップはあの人がなって、次はあの人かな・・。
逆にあの人は2番手だけど一般受けという点で考えると違うかも・・。
と色々考えられそうです。
ま、全ては私の頭の中で起こってるだけなんですけどね笑笑
皆さんは100周年からトップスターの特性が変わっていると感じることはありますか?
よかったらこっそり教えてください^^
それでは!
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