おはようございます。
むーです。
10年近く宝塚を見ていても、わからないことが未だに多い。
わからないことはわからないままでもいいのかなって思うけど、私の性分上、それは難しいので今回はブログを書く時間を使って宝塚のプロデューサーについて色々調べてまとめてみました。
“組プロデューサー“とは?
宝塚歌劇団に関する人事が発表されたり新作が発表されたりすると必ず見かける言葉。
それが、
『○組のプロデューサー』
『○P(Pはプロデューサーの略称)』
という言葉。
このブログでも何度か使っている言葉なので、もし意味を知らない人が見たら「??」だったかもしれませんね。
宝塚歌劇団には各組に専属のプロデューサーがついています。
花組には花組専属のプロデューサー。
月組には月組専属のプロデューサー。
雪組には雪組専属のプロデューサー。
星組には星組専属のプロデューサー。
宙組には宙組専属のプロデューサー。
こんな感じで組プロデューサー(以下、組P)は各組の様々なプロデュースを任されるお仕事なのです。
現在の組Pの確認方法
現在の組プロデューサーの確認方法はとても簡単。
お手元にあるプログラムや歌劇で確認できちゃいます。
メモ
- 公演プログラムの制作担当者
- 歌劇「座談会コーナ」の制作担当者
プロデューサーっていろんな恨みを買ってしまう立場だから、お名前は出していないのかと思いましたが「制作」という形で公表されていたんですね。
しかし、流石にお顔は出されていないようです。
座談会でも「制作」という立場でトークされているだけで写真でお姿を確認することはできませんでした。懸命な判断だと思います!!(←誰・・)
組Pは公演毎にコロコロ変わるものではありませんが、時期によっては入れ替わりが多い(一人のトップさんの任期中に2回入れ替わりがあるとか)立場のようなので、もし気になるかたは公演毎にチェックするのも面白いかもしれませんね。
組Pの仕事内容
「各組の様々なプロデュースを任されるお仕事」と書きましたが、実際にはどんなお仕事をされているのか、気になりますよね。
- 私の持っている情報
- ググった情報
- 『元・宝塚総支配人が語る「タカラヅカ」の経営戦略』
をまとめるとこんな感じでした。
公式発表されている情報ではありません。
- 組の運営全般
- 組長・副組長と密に連携し、組の運営を円滑に進める。
- 他の4つの組の公演や稽古場にも顔を出し、人材発掘に努める
- 香盤表(抜擢・降格)の草案作成
- 公演スケジュール調整・作品決め
- 初舞台生の行先を各組Pが集まって決める(ドラフト会議的な)
特に『元・宝塚総支配人が語る「タカラヅカ」の経営戦略』から得られる情報は大きかったです。宝塚ファンなら一冊は持っておきたい書籍ですね。数時間程度でサクッと読めるので是非読んで見てください。
さてさて。
ここまでまとめてきたように、プロデューサーの業務は多岐に渡りますが、主にその手腕が試されてくるのは人事関係といってもいいのではないでしょう。
トップの退団・組子の退団・異動に備えて人員補充を考えなくてはならない。
そのためには各組の組情勢に常に目を光らせておくことも必要です。
自分が担当する組の分析はもちろんのこと、生徒一人一人の今後もある程度考慮しながら他組との連携をとっていかないといけないので、精神的にも疲れそうな仕事ですね・・・。
ここまで「すべての人事権は組Pにある」風に書いてきましたが、全然そんなことありません。
宝塚歌劇団の人事は演出家の先生方、理事長、その他管理職の方々が多方面から意見を出し合って決めるので、組Pが独断で決めるということはありません。
ただ組Pは演出家の先生や理事長などよりも組子と接する時間が長いので、担当する組のことは誰よりも理解できているはず。
その意見や手腕には一目置かれる存在であることは間違い無いでしょう。
宝塚歌劇団のプロデューサーって大変だわ
社会人やってきてもう5年目になるけれど、プロデューサーとか人事部の仕事って大変だなとつくづく思う。
木場さんの件でも思ったけど、外部から見たらヘンテコな人事かもしれないけど、内部では苦肉の策だったりするんじゃないかなと・・・。
全生徒の人気・実力・特技・退団時期まで把握して5組のバランスを保つって結構大変なことだと思います。
いろいろ調べて、読んで、ここまで書いてきたからこそ、
「組プロデューサーはファンの敵!」というよりは、
「組プロデューサーの皆さん、頑張ってください」という気持ちになる。
我々ファンは理不尽に見える人事があれば泣くし怒るけど、きっといろいろ調整した結果なんですよね。
組Pが表世界に送り出した結果をおおらかな気持ちで受け止められるようなファンに早くなりたいです笑
それでは〜。
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