おはようございます。
む〜です。
ここ何日かバタバタしています。
送別会、からの送別会。
送別会に行って、また別の送別会に顔を出すというハードな日々を送っております。
皆さんはもう送別会ラッシュ終わりましたか??
そんな私ですが先週末、ゆきちゃんのMS一部をタカラヅカニュースで見ました。
いやぁ素敵だった!!!
疲れが吹っ飛ぶくらい素敵なMSでした。
大人っぽくて力強いゆきちゃんの声。
退団してしまう事実は変えられないとわかっていても「惜しい」と思わずにはいられない娘役姿、あっぱれです。
来週の東京公演でお目にかかれるのを楽しみにしています。
今日はゆきちゃんのMSをみて感じたことについてちょっとお話します。
今日お話しするのは「時代とともに変化する娘役の理想像」です。
歴代トップ娘役のDSをみて
スカステ加入者の方はご存知かもしれませんが、先日までスカステで歴代トップ娘役のミュージックサロンが一挙放送されていました。
私、放送途中でその事実を知って遠野あすかさんのMSから全て録画してちょこちょこ見ていたのですが面白い発見がありました。
それが「娘役像の変化」だったのです。
どのMSも各トップ娘役さんの個性が輝いているものばかりでしたが、各時代(?)のMSを見て共通しているのが
当時の「女性の憧れ」が娘役に反映されている
ということだったんです。
個人的に「面白いなぁ」と思ったのでブログに書き残しておきますね。
女性が「憧れる女性像」の変化
遠野あすかさんのMSから現代の娘役さん(美園さくらちゃんまで)を見ていくと、女性が憧れる「娘役像(女性像)」が変わってきていることを実感しました。
大まかな流れで言うとこんな感じ。
寄り添う系 クラシックで可憐な娘役
↓
寄り添う系 しっとり大人な娘役
↓
寄り添わない系 自立している娘役
↓
アイドル系 若くて可愛い娘役
「絶対にこの流れ!」って言えるほど断言はできませんが、なんとな〜くこんな流れを感じます。
昔の宝塚の作品を見ていると(最近上演された再演作品を見ていても思うのですが)、娘役が寄り添うことで成立しているような場面が多く見られますし、娘役さんの指針も「寄り添う」ことを美徳としているように感じます。逆に現代に近づくにつれて娘役が男役を「引っ張る」シーンが多くなるのが面白いです。
これって当時の女性の立場を如実に表していると思うのです。
「寄り添う可憐な娘役」に原点回帰する?
「寄り添う系 可憐な娘役」時代は良妻賢母を連想させるような娘役さんが多く、一歩間違えれば男尊女卑になりそうな雰囲気もあります。優しくて美しい、可憐な娘役さんが多かった時代です。
「寄り添う系 しっとり大人な娘役」時代は男役に寄り添いつつもしっかり自分の意思を持っていることをみせようとする娘役さんが多く、女性的な強さと弱さの両面が魅力的です。
「寄り添わない系 自立している娘役」時代は今までの娘役像と大きく異なり、女性の社会進出を意識させるような溌剌とした娘役像が見られました。男役に負けない、かっこいい娘役像が強調されていました。
そして今、
「アイドル系 若くて可愛い娘役」時代に突入しています。
この時代の特徴を考えると一昔前の「寄り添う系 可憐な娘役」に近しいものを感じます。
ちょっと違うのは「がっつり寄り添う」という感じではないこと。
歴史は繰り返すと言いますが、もしかしたら「理想の娘役像」の歴史も繰り返されるのでしょうか?
求められている「理想の娘役像」とは?
じゃあ今宝塚歌劇を見ているファンが求めている理想の娘役像ってどんな感じなんだろう?
果たして劇団が全組で推そうとしている「アイドル系 若くて可愛い娘役」はどれくらいのファンが待ち望んでいるのだろうか?私にはわからない。
以前も書いたけど、全組の娘役を同じような系統で揃える必要は全くないと個人的には思っていて。
ファンによってみたい娘役・理想の娘役は違うのだから、色んな形の娘役がいていいと思うんです。
100年の歴史のなかで様々な女性の憧れが投影されてきた娘役という理想像。
今後どんな「理想の娘役(女性)像」を見せてくれるか、楽しみにしたいと思います。
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