おはよございます。
む~です。
2月もあと少しで終わろうとしている今日この頃、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
私はもうすぐ転職してから一年経とうとしていることに驚いています。
就職から二年目の転職ということで当時はかなり緊張していたし不安だったけど、結果として転職大成功だったなと思えます。
もし今の会社で色んな悩みを抱えているのだとしたら一度転職を検討してみるのもありだと思います。転職は「逃げ」ではありません。よりよい人生を送るために必要な手段なのだと一年経って思っています^^
さて、そんな二月後半ですが先日から非公式FCをめぐる問題が大きく取り沙汰されています。OGさんののFC代表者による脱税行為はヅカヲタ界でもかなり深刻な問題として受け止められたようですね。
今回の件については、既に納税(追加徴税はもちろんかかってしまいますが)済みとのことなので本来そこまで騒がれるべきものでもない、よくある話なのですが、問題となったFCのOGさんが一定の知名度を有していることやその額の大きさ、今まで世間から注目されることなんてなかったFCの実態についてメディアが面白がって取り上げていることにより普通よりも大きく取り上げられすぎているように感じます。
メディアで宝塚歌劇の名前をこんな形で見たくなかったなぁというファンらしい気持ちを持ちつつも、いつかこうなることを分かっていた自分の冷めた目も感じてしまいました。
限界は当の昔に来ていた
このブログでは色んな宝塚の伝統を”時代遅れじゃないか?”と疑問を呈してきました。
- 白封筒制度
- 非公式FCの在り方
- チケットの転売について
どれも「昔はよかった」の一言で済めばいい伝統かもしれませんけど、どんなに昔を懐かしんでも「昔」は返ってきません。
時代は進み、テクノロジーも進み、「古き良き宝塚の伝統」を今までと同じように守り続けるのはほぼ不可能だと誰もがずっと前に気づいていたはず。
だって私がFCに初めて入ったときの感想は
「この時代にこんなアナログな集まりがあるのか」でしたから笑
冗談ではなく、本気でそう思いました。
アナログがいいか悪いかは分からないけど、感覚としてはタイムスリップした感覚に近かったのです。
何もかもパソコンでデータ化され、不祥事を隠すことは許されない透明化された現代社会において、人と人の信頼関係のみで成り立っているこの貴重なFCという存在。
簡単に壊れそうなのにこの制度が100年?(本当はもっと短い)続いてきたことには驚きを隠せませんでした。
同時に今までこんな私営のファンクラブ(しかも1000人単位の会員を束ねる)が続いてきた奇跡を目の前にしていることが不思議でしょうがかなったのです。
そう。ずっと前から限界はきていたのです。
私が不思議がるような年(当時高校生だったかな?)あたりからもう限界はきていたはずです。
正直よくここまで続いたなと思ってしまいます。
「不透明」な部分が多かった非公式FC
今回の件は本当に「申告義務があることを知らなかった」のかもしれないけれど、「知らなかった」で済まされる話ではない。
社会人3年目の私でさえ、収入が発生したら確定申告か年末調整ださないといけないのは知っているし、納税義務があることだって知っている。
今回の件で明るみになったのは非公式FCの金銭に関する「不透明さ」だと思う。
メディアが騒ぎ立てている「ヅカヲタのお金の異様な使い方」ではなく、単純に「お金の流れが明らかにされていない不透明さ」ではないでしょうか?
もし、現時点でFCにはいっているファンの方がいたら「うちの会は大丈夫かしら?」と不安になる方だっていらっしゃるでしょう。
- 会の確定申告ってジェンヌさんがしているのだろうか?それとも税理士さんや別の方が行っているのだろうか?
- そもそも「お花代」「朝食代」は何に使われているのだろうか?
- 会での収益はどれくらいジェンヌさんの稼ぎになっているのだろうか?
今まで見てみぬ振りしてきたこの不透明さが初めてニュースという形で取り上げられて、今更だけど疑問を持つ方だっているはず。
今回の件は晒し上げの意味合いもかねているのだとおもう。
たまたま、元トップスターで個人事務所で身内経営をしていたから白羽の矢が立った気がする。
他のFC(OGも含む)への見せしめもかねていたのであろう。
これを皮切りに現役生・OGさんのFCにも監査が入るであろう事は容易に想像できますね。
特にOGさんの会は遡れば遡るほどぼろが出てしまいそうな気がする。
私設FCの限界とこれから
脱税・白封筒の話に限らず、私設FCの立場はこれからますます弱いものになっていくと思う。それは必然の流れであり、時代の流れが止まらない限り止めようのない事実です。
- チケットの売買
- ジェンヌさんの体調管理
- ファンクラブイベントの開催
本来であればスターさんたちが所属している事務所が管理するべきものをいままで一般人・ジェンヌ本人(しかも社会経験の浅い中卒・高卒のお嬢様たち)に任せすぎてきたことがこの制度の破綻の原因だと思います。
劇団はあくまでも非公式FCとの関係を認めないつもりかもしれないけれど、そろそろ認めて対策に乗り出したほうがいいと思う。
ファンの善意で行われているといえども、彼らは一般人。
その活動はどんなに詳細を極めても、ほぼボランティア活動に近い。
非公式ファンクラブの経営のせいでスターさんの生活がよりよいものになるのであればいいけれど、迷惑がかかるようなことはあってはなならないはずです。
今回の件を機に、劇団も非公式FCにも「非公式ファンクラブ制度を続けるべきなのか?」「ジェンヌさんの活動をどこまで劇団(事務所)が管理するのか」しっかり定めたほうがいいと思いました。
でわ~。
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