おはようございます。
む~です。
今日で「Delight Holiday」の感想は最後!
2日間参加できたことが夢のようで、今でも時々思い出しては「Delight!Delight!」とペンライトをふってしまいそうになります。
今日は「Delight Holiday」を盛り上げてくれた花組生さんに感謝して!
この公演の感想をまとめていきます。
日替わり楽曲について
この公演のお楽しみといえば!!
日替わり楽曲でしょう^^
過去に明日海りおさんが主演した作品の中から選りすぐりの作品たちが舞浜で蘇ります。
「再現された」なんて表現は生ぬるくて。
「蘇る」という言葉のほうがしっくりきてしまう。
一昨日、私が公演後に呟いたTweetをそのまま引用するなら
曲の開始とともに纏う雰囲気も表情も別人のように変わる。
この通りなんです。
彼女の中では過去演じてきた役たちが今でも静かに、当時から何も変わらずに、眠っていることに気づけた公演でした。
共通楽曲
AでもBでもこの2曲は歌われていました。
「HOME(生きる場所)」(「ハンナのお花屋さん」より)
まずはハンナのお花屋さんの「HOME」から。
ファントムの「HOME」が(夢を叶える場所)だとしたらハンナのお花屋さんの「HOME」はまさに(生きる場所)だと強く感じるこの曲。
個人的にこの曲は泣きツボです。2回観劇して2回ともこの曲で泣きました。
日替わり楽曲をすべて歌い終えた後、みりおくんの背後にスクッと立っているのはユキちゃん。胸に手を当てて瞼を閉じて。。まるでみりお君が過去の作品から帰ってくるのを待っているかのようです。
2人でゆっくりと歌いだすこの曲。
ハーモニーが本当に美しいのです。
とっても短い曲なのですがこの曲の中にミアとクリスの気持ち。そしてみりおくんとゆきちゃんの気持ちが素朴ながらもぎっしり詰め込まれていて。
歌詞も旋律も大好きだったこの曲をまた聴けて本当に嬉しかったです。
まだ「ハンナのお花屋さん」をご覧になったことがない方はいつか一度見てみてください!日本人には理解しにくい難民・地雷の問題をテーマとして取り扱っていますが、私たちの生活に共通する何かを必ず見つけられるはずです。
「EXCITER!!」(「EXCITER!!」より)
はい!来ましたー!
花組と言えば「EXCITER!!」。
現在全国ツアーで上演されているこのショーですが、今回舞浜でも聞けて幸せでした。
できればみりおくんのソロもききたかった~なんて我儘も言いたくなってしまうくらい笑
私はやっぱりこのショーが大好きでした。
全ツを見た時は不完全燃焼気味だったのですが、今回舞浜で聞いてちゃんとエキサイトできました!
もう一度素敵な「EXCITER!!」を聞けて本当によかった!
Aパターン
「キミの記憶」(「アリスの恋人」より)
あんまり記憶に残らなかったけど(エリザベートの印象が強すぎました涙)フレッシュで聞きやすい曲でした。
「アリスの恋人」は遥か昔にスカステで見ただけだったのであまり覚えていないのですが、バックスクリーンに映る当時のみりおくんがあまりにも可愛くてほっこりさせていただきました。
「私が踊るとき」(「エリザベート」より)
アリスの恋人ではフレッシュだったみりおくんからブワッと紫色のエネルギーのようなものが噴出される瞬間があまりにも凄くて。「黄泉の国から出てきた何かがみりお君に憑依してしまった!」と一瞬怖くなりました笑
勿論照明も暗くなるのですがそれだけではなくて。。
曲が始まったその時からそこにいるのはトート様で。
目の動かし方とか指の使い方とか当時私が通い詰めていた「エリザベート」のトート閣下そのものでした。
「懐かしい・・」と思うよりも「帰ってきた!」って感じで。
今まで黄泉の世界でずっと生きてて、たまたま舞浜に用があったから出てきた。みたいな自然なお芝居でした。
そしてくみさんのエリザベートがまたとってもよかった!
エリザベートの歳相応さがすっごく出ていて「くみさん、エリザ演じたことある?」と疑ってしまいました。
お二人の声の重厚感が心地よく、もっと長く聞いていたかった。
「闇が広がる」(「エリザベート」より)
まさか夢の国の入り口”舞浜”で闇が広げられるとは思っていませんでした。
優波くんのルドルフは線は細いけれど世の中に対して何かいつも”引っかかり”を感じているルドルフのようで「闇が広がる」を歌っている間も様々な感情が彼女の中でぶつかり合っているのが見えました。
対してみりおトートは冷静そのもの。じっとりと相手のことを見つめて死に向かうさまを心の中で嘲笑しているようなその姿にぞくっとしました。
以前月組公演のエリザベートを見た時に一番フラストレーションが溜まったのが「欲しい音が来ないこと(個人によって違います)」。
今回みりおくんのトートをみて「あ。私の欲しかった音はここだったんだ!」と自分の嗜好に気づけました。
Bパターン
「豊穣の海」(「春の雪」より)
清様が舞台にいた。
もうこの言葉以外なにも必要ないんじゃないか。
学ランも来てないし髪の毛も茶髪だったけど、見た目以上にそこにいるのは「清顕だ」と説得してくる何かがみりお君から発されていた。
確かにそこにいるのは聡子を愛し月修寺の門の前で死んでいった松枝清顕の姿だった。
みりおくんには是非、「春の雪」だけではなく「豊饒の海」の残り3作も演じてほしい。
「僕は怖い」(「ロミオとジュリエット」より)
松枝清顕の儚さはそのままに、狂おしいほどの情念の代わりに清らかすぎる恐怖がセットされたのがみりおくんロミオ。
鳳月杏がバックダンサーとしてロミオの恐怖を表現してくれていた、何とも贅沢な空間だった。
ちなつさんの表現する”恐怖”は甘美かつ獰猛。長い手足と切れ長の目から繰り出される恐怖にまつわる感情の数々についついオペラを持つ手が震える。
最後、みりおくんが「怖い・・・!」と叫ぶように歌ったあと、みりおロミオの体はグシャッと腐った林檎のように潰れて恐怖に身をすくめる。
この公演はコンサート。
芝居ではなくコンサートなのに、彼女は曲が始まると憑りつかれたかのように”死”から逃げまどい最後は絶望すぎるほど絶望して舞台にひれ伏してしまう。
日替わり楽曲の中では一番よかった・・というか衝撃を受けた曲かもしれない。
「いつか」(「ロミオとジュリエット」より)
しろきみジュリエットの登場で始めるこの曲。
絶望しきっていたみりお君がしろきみちゃんが歌いだすにつれて次第に瞳に輝きを灯していく自然な演技に役者としての明日海りおのセンスを感じた。
しろきみちゃんのジュリエットは大人っぽくて本来のジュリエットよりも少しだけ歳を重ねた女性として仕上がっていたように感じました。
「新人公演で演じたから」というだけでなく「この役が大好きで沢山練習したから」これだけ素敵なジュリエットに変身できたのだと 確信できました。
気になっていたみりお君との並びは結構いい感じ。
もし、みりお君がユキちゃんの後に誰かをパートナーとして迎え入れるならしろきみちゃんがいいなぁなんて思ってしまいました。
ディズニーメドレーについて
「どこまでも」(モアナと伝説の海)
しろきみちゃんのモアナ、「いつからこんなに歌える娘役になったんだろう?」と感動せずにはいられませんでした。
今までしろきみちゃんのお歌に関しては「平均以上」ではあるものの上手い!と感じることはありませんでした。
今回の曲がしろきみちゃんの声に合っているのかもしれませんが、しろきみちゃんの伸びやかで涼しげな歌声にハワイからの潮風をしっかり感じ取れました。
そして、彼女は産まれながらのプリンセスなんだとこの時思い知らされました。
「お砂糖ひとさじで」(メリーポピンズ)
くみさんの唄う「お砂糖ひとさじで」!
幼いころから大好きな曲だったのでほっこり。
折角だから「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」も歌ってほしかった!!笑
「A Whole New World」(アラジン)
みりゆきによる 「A Whole New World」は大人っぽくて落ち着いた世界観。
アランジンとジャスミンのドキドキを感じさせるというよりは、二人の運命的な出逢い、そして出逢ったその瞬間に生まれたであろう信頼関係に想いを馳せた一曲でした。
ペンライトの青い海と世界観がぴったりで何ともロマンチックな空間でした。
「小さな世界」
みりゆきが捌けてから始めるのが「小さな世界」。
ちなつさんとみりゆき以外のメンバーが総出で歌うこの曲には「みんな違ってみんないい」という当たり前だけど忘れがちな教訓が込められているなぁと思いました。
「リメンバー ミー」(リメンバーミー)
ちなつさんの伸びやかな声が劇場中に響き渡るこの曲が大好きです!
本当に柔らかくて暖かくて。。
この世の全ての悪をちなつさんの歌声で包んでくれるような暖かさに涙がじんわり。ペンライトを振ることさえ忘れてしまいました。
「Go the Distance」(ヘラクレス)
今回2回見に行ったのですが、1回目聴いたときはみりおくんの歌い始めのタイミングが早すぎてちょっと歌詞が詰まっていたのですが笑
2回目見たときは歌い出しもスムーズでホッとしました。
みりおくんの圧倒的な声量はどこまでも広がる空を想像させてくれますね。
背景の映像とぴったりでした。
「Let it Go」(アナと雪の女王)
以前星組公演「love&dream」でふうちゃんが歌っていた「let it go」。
ふうちゃんの歌い方は元気いっぱいで胸にたくさんのキラキラを詰めて走り出す元気なエルサを連想させてくれましたが、ユキちゃんのはちょっと違って。
大人っぽいエルサだなぁと思いました。
歌い方もそうだし、曲のテンポも原曲よりもゆったりしていて、「元気に力一杯歌う」というよりは「地に足をつけて確実に歌っていく」という印象を受けました。
let it goの歌詞を聞いていても、ユキちゃんの表情を見ていても。
やっぱり退団を意識してしまい、涙が流れてしまいました><
参加できて幸せだった。
今思うのは参加できて本当に幸せだったということ。
そして花組生さんへの感謝のお気持ち。。ただそれだけです><
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