おはようございます。
今更ですが、今日は災害時の公演上演について思うことを書きます。
正直この3日間は色々思うことがあったけど書く気がしませんでした。
しかし、色んな意見を見た中で私自身の思いを書き残しておきたいと思い、今日筆をとりました。
お時間ある方はご覧ください。
6月18日 震災時の宝塚歌劇団の対応
一昨日、宝塚大劇場での公演は一時間遅れで上演されました。
地震の影響に伴う関西主要演劇劇場の6/18公演実施状況(随時更新) | SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス
しかし、各交通機関は当然麻痺しており劇場にたどり着けたのは全体の1/3ほどだとか。
この時、大元である阪急交通社の阪急電鉄も運転見合わせの状態になっていたそうです。また、地域によっては電気も水道もガスも止まっていたようです。
ネットを見るとこの件に関して色んな意見があるようです。
批判的な意見だと「不謹慎だ。」とか「見に行けない人が大半なんだから中止すべきだ」とか「余震がまだ続いているのに耐震強度不明の建物に人を集めるなんて危険」
とか。
好意的な意見だと「こうゆう時だからこそ元気が欲しい」「この日の公演を楽しみにしていた人のためにも上演したほうがいい!」「一人でも観客がいるなら上演すべきだ」
などなど。
育ってきた環境によって価値観も違うし勿論色んな意見があると思うんですけど、私の考えはこうです。
一企業としてはブラック
はっきり言って一企業としてはブラックだと思います。
(ブラック企業の定義は皆様の見解にお任せします)
「観客が一人でもいるなら上演する」こんな大義名分を正しいとは思えません。
余震に備えて、生徒含め、従業員全員の安全を確保するべきなのに、そんなことそっちのけで商売を優先させている。見方によってはこんな捉え方もできます。
災害時に動かなければいけない機関・会社は他に沢山あります。劇団は災害時でも動かないといけないのか。。疑問です。
もう一つ。
大劇場が壊れない保証なんてどこにもないのに、よく観客を集める気になったなぁ〜とも思います。
危険を犯してまで観劇しに行くかは観客次第ですが、その選択を迫るのもどうなんですね?何か大事があっても劇団は命を返すことはできませんから。
はっきり言ってエンターテイメントを提供する一企業としては無責任な対応だと思います。
ファンとしては嬉しい
しかし、一ファンとして言わせてもらうと、こういう時だからこそ通常通り営業してくれるのは嬉しい。色んな意見がある中で、よくこの決断に踏み切ったと思う。
何が起きてもできる限り通常通り営業する。
人々に余計な不安感を与えないような努力。
この対応こそ、エンターテイメント(夢)をお客様に届ける企業として取るべき姿なのかもしれません。
非常事態だからこそ、身近に「普段通り」の何かを感じられることが大事だと思うんです。
7年前の東日本大震災で被災した時、この真理に気づきました。
周囲が「非常事態だ!」と叫んでいる中で、私は常に「いつもと同じ何か」を探していました。
特に大好きなものが多少変動はありつつも通常営業してくれていることは何よりも嬉しいし安心する。
周りが水のように流動する中で、変わらずに輝くものがあればそれは心の支えになってくれます。
そう言う意味では今回の劇団の対応は正解なのかもしれません。
結局のところ
この二つの意見が自分の中で出てきて、擦り合わせて色々考えたんですけど。
私は、
生徒さんやスタッフの皆さんが無事であればオールオッケー👌です。
無理に公演をしなくても、公式サイトで一言、
「生徒・スタッフ一同皆無事です!」
と発表してくれればそれで満足です。
これで公演中止になっても私だったら「生徒さんの安全第一だし、非常事態だししょうがないよな。ご贔屓に何かあったら色んな意味で死ぬし←」と諦められます。
プラス生徒さんのご無事な様子を写真やご本人のコメントでアップしてくれたらもっと嬉しい←
一日公演がなくなっても、安全確保した上で次の日から通常公演してくれれば「いつも通り」の宝塚を見れて安心できます。
そうすれば安心するし穏やかな心で中止を受け入れられます。
今回は一時間遅れても通常通り公演を行うという決断をされていましたが、
一度「人命第一」という原点に立ち返って今後の判断を見極めてほしいと思います。
では。
皆さんからのご意見もお待ちしてます!
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