おはようございます。
む〜です。
先日観劇した『エクレールブリアン』があまりにもよかったので場面ごとの感想を残しておこうと思います。
この感想を書くためにプログラムを買ったと言っても過言ではない!笑
ほんと「誰得!?」って感じの感想なので見たい方だけどうぞ〜。
長すぎるので前半/後半に分けています。
*盛大にネタバレしていますのでネタバレ観たくない人は閲覧禁止!
第1〜4場 Éclair Brillant(エクレール ブリアン)〜華麗なる煌めき〜
紅さんとあーちゃんのお衣装が個性的なこの場面。
肩の装飾が凝っていてグッと盛り上がっていて真っ白なふんわりマントがかかっているの。
退団公演のショーにしては銀一色でシンプルなお衣装だけど、「華麗なる煌めき」の名にふさわしく上品なデザインです。
紅さんからの「ジュテーム」で始まるこのショーは幕開きからゴージャス!主題歌を歌い継いで行き、紅さんのお衣装が一番星のお衣装(白地に襟が黒いお衣装)に着替えて銀鏡に出てパレードしたところでこの場面は終了。
紅さんからあーちゃんに歌い継がれた時、やっぱり高音が苦しそうでした。
退団公演だからもうこれ以上何も言わないけど、外部でミュージカル作品のお話などがきたら死ぬ気で歌の練習しないとやばいと思う。頑張れ〜。
第5場 ひとり星の上で〜一番星の煌めき〜
紅さん一人だけが銀鏡に残って歌うこの場面。
パンフレットには「一番星が星空の中で自由気ままに歌う」と書いてある場面で、本当にその通り小休憩のような緩やかな空気がこの場面で流れます。
まさに「空中散歩」って感じ。
この緩やかな雰囲気が次の場面「パリ」に自然に馴染んでいくのが好きだったりする。
第一場で星組子による盛大なパレードが行われたぶん、ここで一休みできるのは観客にとってありがたいかも。下手に場面を展開させるよりもこの第5場のようにトップスター一人になってクールダウンの場面を作ってくれた方が観客としても最後まで体力温存しながら見れる。(と言っても「ボレロ」が迫力満点すぎてそこで体力すべて持ってかれるんだけどね)
ということで私はこの静かな場面が好きです。
ささやかな休息をひっそりと味わっているような気持ちになれるので^^
第6場 パリ〜恋する煌めき〜
キャトルでこの礼真琴くんの写真を観た時「カツラが全然似合ってない・・」と感じました笑
が!
実際に見てみるとそんなこと気にならないくらい素敵な場面でした。
詩集を読んでいる少女(ひっとん)の帽子を風の妖精(こっちゃん)がさらって始まる恋の物語。
ダンスの上手な二人がコンビを組むとこうなるんだと思い知らされた場面でした。
こっちゃんのダンスは軽やかで重力を一切感じさせない、まさに風としてのダンス。
そして少女ひっとんも風の妖精であるこっちゃんと触れ合い始めるとまるでふわっと身体が軽くなったようなステップを踏み始める。ひっとんのダンスを見ていると「今彼女は風になったんだ」と言葉よりも確かに感じられます。
二人の甘く軽やかな戯は見ているこちらに永遠の時間を与えてくれます。まるでこれまでもそうであったかのように自然に始まり、永遠に続くような美しいダンスで観客を魅了していました。
この永遠に続くように思われたダンスはひっとんがこっちゃんの姿を見失って静かに終わりを迎えます。少女は詩集を胸に抱い夢を見るように微笑みながら去っていき、それを風の精が静かに見送ります。
まるで少女が読んでいた詩集の一つを具現化したような場面。
今年見たショーの中でもお気に入りの場面です。
第7〜10場 ラテン〜輝く太陽の煌めき〜
一つ前の場面とは打って変わってこちらは情熱の場面。
パステル調だったパリの場面からオレンジと赤と黒のラテンの世界へと誘われます。
突然場面が変わるので疲れるかと思いきや案外疲れないのがこの場面のポイント。
5、6場でしっかり目を休めることができたからか、自然にこの場面を受け入れることができました。
情熱の紳士である紅さん・麻央さん、紫藤くんを中心にクンバンチェロのリズムに乗って熱く踊っています。
蘭寿さん・だいもんのクンバンチェロを聞いた後の紅さんのクンバンチェロだったのでどうしても聴き比べしてしまう自分がいました(ごめんなさい)。
紅さんの歌の持ち味を活かせる曲ではないな〜と思いつつも「紅節を聞けるもこれで最後か」と思いながら聞いてしました。
ぴーちゃん・極美くん・くらっちの歌手トリオは歌えて美しいので見ていて安心でした。
私、極美くんについてよく知らなかったのですが、いい声の持ち主ですね。これから注目していきたいなと思いました。
場面は変わり、さゆあーコンビ、礼真琴の3人がミッキーの歌に合わせて情熱のタンゴを踊ります。ミッキーに歌のイメージがあんまりなかったのですが、もしかして歌うまくなった??
歌い出しから声がしっかり出ていて「誰だろう?」と思っていたのですが、まさかミッキーだと思いませんでした。このシーンのミッキーが渋かっこよくてタイプです←
ピアソラの「我が死へのバラード」。
確実に死へ近づいていくのが音符を通して伝わってくるこの曲。語るように歌いながらも感情に流されすぎずに音程を外すことなく歌い上げたミッキー、お見事の一言です。
この学年まで一つ一つの舞台に真剣に取り組み、酸いも甘いも経験してきたミッキーだからこそ切なげにかっこよく歌い上げられたのだと思います。
もう一回この曲を歌うミッキーをみたいです。
第11場以降は明日!
長くなりすぎてしまうので二回に分けます!
第11場のボレロ以降は明日書きます^^
でわ〜。
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