おはようございます。
むーです。
龍の宮物語を見てからというもの、頭の中でずっと玉姫の歌(曲名がわからない)が流れています。
完全にハマってしまった。
久しぶりに観劇できなかったことを後悔する作品に出会ってしまいました。
これは『不滅の刺』いらないの絶望感。
バウまで行けない事はわかっているけれど、なんでいかなかったんだ私。と自分を責めずにはいられない。
スカステ放送だけでここまで語っていいのかわからないけど、今日は爆発的な演技力で物語を盛り上げてくれた天寿光希と有沙瞳について語らせてください。
【天寿光希】内側から迸る激情
ミッキー演じる龍神は雨乞いのために差し出された玉姫(有沙瞳)をとても大切に愛していた。
最初こそ、ミッキー特有の優しい微笑みを浮かべているものの、清彦が登場するようになってからその表情は崩れていく。
その表情の崩れ方がとてもリアルだった。
玉姫への激しすぎる愛が内側から表情を壊していく過程は是非注目してほしい。
玉姫を取られたくない。
玉姫に笑ってほしい
そしていつか、、玉姫に自分を愛してほしい。
彼の狂おしいほどの焦燥や慟哭に人間である私たちまで心を動かされずにはいられない。
ちなみにこのお芝居中に彼女のお化粧はほとんど変わっていない。(多少汗などで滲んでいるとは思うが。)
全くお化粧を変えていないのに、ハリウッドの特殊メイクさんもびっくりするであろうほど時が進むにつれて目に見えて憔悴していく。
頬がこけ、目が血走り、首元の血管が浮きできる。心なしか顔が青ざめていく。
目には見えず、台詞にはない彼の心の中の葛藤がブラウン管を通した私にまで伝わる。
天寿光希はやはり凄まじい役者だった。
【有沙瞳】青い肌の内に秘めた想い
くらっちの玉姫は龍神さまよりも表情が乏しい。
人間だったくらっちの心が龍神になりかけている(無感情になりつつある)証拠なのだと思う。
彼女を俗世につないでいるのは人間への復讐心。
ただそれだけだというのも物語の序盤を見れば納得。
心が冷たく、肌もほのかに青白いように感じる玉姫にはもはや人間の血なんて通ってないように見える。
そんな彼女が清彦と話すことによって少しずつ頬に血色が差してきて当時の少女らしい気持ちを取り戻していく。
その変化は決して言葉にも表情にも表されないのに、これも確実に観客に伝わる。
とっても不思議ですよね。
彼女の何が玉姫の心揺れを観客に伝えているのか。
言葉では表せない何かを有沙瞳ちゃんが伝えてくれていとしか思えないのです。
それはもしかしたら彼女の気迫とかそういうものかもしれない。
くらっちに対して、私は大きな勘違いをしていたと思い知らされた作品でしたね。
ヒロイン経験をあれだけ積んだ今だから出来る娘役集大成の演技を見させていただきました。
彼女にこの役を与えてくれた指田先生には感謝しかありません。
龍の宮、みんなに見てほしい!
ということで今日も龍の宮について語りました。
いい作品を見るといつまでも語りたくなっちゃいますね、。
ほんとはぴーちゃんとかせおっち、はるとくん、ゆりちゃんについても語りたかったけど時間がないので今日は特に感銘を受けたお二人について語らせていただきました!
それではまた明日!
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