おはようございます。
む~です。
先日、宙組退団者が発表されましたね。
もうそろそろ辞めてしまいそうだなと予想していた方々、そしてまだ100期生くらいの若手まで退団してしまうのは悲しいかぎりです。
こんなにゴソッと辞めてしまうのはいつ以来でしょうね?
上級生の退団は各組でちょこちょこありましたが、こんなにごっそり抜けてしまうのはなんだか久しぶりなような気がして・・。
気のせいでしょうか?
今日はその中でも特に思い入れのある澄輝さやと様について私の想いを語らせてください。
誠実なのに報われない。そんな貴方が好き
アッキーの退団が発表された日にこんなTweetをしました。
澄輝さやと氏の誠実なのに報われない感じも大好きだし、退廃的な美しさも大好き。
どことなく祐飛さんに似てるけどアッキーにしかない哀愁もしっかり持ってるとこがまた素敵なのよね、、ウンウン
— む〜 (@zucca_zucca_mu_) 2019年3月7日
これに対して思っていた以上に「いいね!」を頂けて個人的にめっちゃ嬉しかったです笑
誠実なのに報われない。
言葉にすると凄く可哀想なんですけど、これこそがアッキーの持ち味なんですよね~笑
最近の作品で言うと「神々の土地」のスモレンスキーとか。
「不滅の棘」のアルベルトとか。
「WEST SIDE STORY」のリフとか。
「エリザベート」のルドルフとか。
あ、「翼ある人々」のヨーゼフなんかもそうでした。
”誰よりも人に働きかけるし、誰よりも誠実なのに最後は報われない。
悲しみに沈む美しい横顔と寂しげな背中を見守る観客・・。”
なんて構図がいつの間に出来上がってるのが澄輝さやと様なんです。
こんな彼女なので新人公演主演できたときもこのまま順調にいってトップになるなんて思ったことは無かったし、ここ最近はそろそろ辞めてしまうのではないか。なんて薄々感じていました。
アッキーのような男役さんは今の宝塚では希少です。
でも劇団が目指している(というか理想としている)キラキラ輝く元気で若い男役像とアッキーの目指してきた男役像の乖離は否めません。だから「そろそろかな」と感じていたのです。
・・・・・・・。
私はアッキーの男役としての演技、大好きなんですけどね・・・。
退団発表された当日にアッキーの今までを思い返してみたんです。
そしたら「なんでこんなに鮮明に覚えているんだ?」って自分でも驚いてしまうくらいアッキーの芝居の細かい部分まで思い出せるのです。
他の人の芝居は思い出せないのにアッキーの芝居は思い出せる。
たとえ役名が分からなかったとしてもアッキーの表情や仕草、声色を鮮明に思い出せる。
私の記憶力なんてたかが知れているので、これは私の記憶力のおかげではない。
澄輝さやとは記憶に残る芝居を演じているのだと今になって気づきました。
記憶に残る芝居を見せてくれてありがとう。
記憶に残る芝居ってなんだろうと考えてみた。
人によって”記憶に残る”ものは違うだろうし、これはあくまでも私の意見なんだけど、感情を大きく動かされた時のお芝居ってずっと記憶に残ります。
共感するお芝居というよりかは、その人のお芝居をみて自分の感情がどれくらい動かされたか、どれくらい気づきを得られたかによって記憶の残り方が異なる気がします。
私にとってアッキーのお芝居は本当に気づかされることが多くて、彼女の繰り出す仕草や表情を噛み締めれば噛み締めるほど味があったんですよね。
前もブログで書かせていただきましたけど、彼女はスルメ役者なんですわ。
派手さはないけど、いつまでも味わいたくなるお芝居の提供者。
それが澄輝さやと様。
彼女は次回公演で退団してしまいますが、私は彼女のお芝居を死ぬまで忘れないと思う。人生のどこかで時々思い出してはまた噛み締めて前に進むかもしれない。
こんな素敵な役者に出遭えて本当に嬉しい。
最後のその日までアッキーはアッキーのままでいてほしいです^^
でわ~。
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