おはようございます!
ムーです^^
昨日は一日中、『神々の土地』に想いを馳せていました。
あまりの深さに公演中熱中し過ぎて、観劇後、頭痛に襲われてしまいましたが
その足でなんとか図書館に行き、ロシア革命の勉強をしました。
いや〜面白いですね、、フランス革命も面白いけどロシア革命のミステリアスな雰囲気がたまらなく好きみたいです私。
今日は全体的な感想を書かせてください。
*明日から個人的な感想に移ろうと思います^^
*ショー『クラシカルビジュー』については今回レポしません。
神々の土地で燃え尽きた感があり過ぎてショーにほとんど集中できなかったからです笑
文学的な舞台
まずお伝えしたいのはこの舞台全体の印象です。
上田久美子先生独特の
『小説を読んでいる』かのような舞台。
セリフの合間合間に、上田先生の伝えたいことが全部隠されている気がした今回の舞台。
この奥深さが上田先生の良さだったりすんだけど
この部分はかなり注意深く観劇しないとわからないのかもしれない。
物語を理解する上で大事な時代背景について舞台序盤で貴族たちが一気に説明しまくるんだけど、
あれは決して観客に優しいとは言えない演出ですね笑
あの時点で観客の舞台の楽しみ方が二通りに分かれる気がします。
◯ただただ美しいだけの舞台
◯甘美なロシア皇族たちの破滅への道のりを身近に感じる舞台
私はなんとか後者の舞台を楽しめましたが人によっては序盤の説明で折れてしまう方もいるんじゃないかと思います。
勿論どちらの楽しみ方もできますが、もしこれから『神々の土地』を鑑賞される方がいましたら、是非ロシアの歴史について少しでも勉強してから見た方がいいかも!
その方が間違いなく楽しめます。
どの場面もラスプーチンの息遣いを感じる
全体的にいつもジメジメと暗い雰囲気がある今作品。
作中のイリナの言葉を借りるなら
『重い雪の匂い』なのかしら?
とにかくどんな豪奢な場面でも暗い影がロシア帝国全体を取り巻いている気がしてならない。(この辺りは『エリザベート』と同じような匂いを感じ取りました)
私はこの影をラスプーチンが当時のロシアに及ぼした影響だと思っていますが皆さんはどう考えました?
愛ちゃんラスプーチンが素晴らしすぎた影響かもしれませんが、
ラスプーチンが舞台に出ていない場面でも常に彼の息遣いが耳元で聞こえるような、、そんな見えない狂気が私を包んでいました。
当時の人々もこの感覚が常にあったのではないかと私は感じました。
『仮面のロマネスク』のような退廃美
『翼ある人々』のような儚い恋愛
まず初めにイリナとドミトリーの関係。
意図せずかわからないが、
美しい未亡人のイリナと自分に正直な青年、ドミトリーの関係はどうしても『翼ある人々』のクララとブラームスを連想してしまう。
私があの作品の大ファンだからかもしれないけれど、
シューマン亡き後、未亡人となったクララとセルゲイ大公の死後、大公の愛したロシアへの忠誠を貫くイリナの姿はやはり重なってしまう。
同じくまぁ様も愛する人への想いを秘めている美しい青年だったブラームスが何年かの時を経てロシアの貴族として生まれ変わったと言われてもなんか納得できちゃう感じが凄いある。
また、ペルシャ戦線へ赴く際に、イリナに本当の想いを伝えるため彼女の元を
訪ねたドミトリーの姿は『仮面のロマネスク』のヴァルモンとも重なる。
(ヴァルモンもプレイボーイではあったが最後まで祖国フランスへの忠誠心を貫くため負け戦とわかっていながら戦線へ赴く。その前夜に革命真っ最中のパリの中、メルトゥイユ夫人に元へ行き、お互いの本当の気持ちを確かめ合う、、なんとも素敵なお話なのです。。(涙))
ただここでちがうのはイリナとメルトゥイユ夫人のその後!
イリナの方がドラマチックで泣けたよ今回は。。
とりあえずここまで!
とりあえず今消化できている部分まで書いてみました。
本当はもっと書きたいことがあるんですけど言葉が出てこない〜(´;Д;`)
もっとたくさん本を読んで言語力を養うことをここに誓います!
皆様。
こんな長文を最後まで読んでくださりありがとうございました!
また明日、お会いしましょうね♡
でわでわ
にほんブログ村