雪組

雪組上演予定『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』ってどんな作品?



おはようございます。

む〜です。

先日、雪組で『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』が上演されることが発表されました。

作品名は知らなくても「小池修一郎が脚本・演出を手がける」というだけで観てみたい!と思いますよね。

今日はみんながきになる『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』についてどんな作品か書いてみま〜す!

セルジオ・レオーネの世界観

「セルジオ・レオーネ」という監督の名前を聞いたことある人もいるのではないでしょうか?私ははるか昔、大学時代の講義で彼の名前を聞きました。

私の中の「セルジオ・レオーネ」監督のイメージ。

それは『夕陽のガンマン』

この作品の名前を聞いたことある人は多いはず!そう、これですよこれ!

クリント・イーストウッド主演の作品でした。

私の亡くなった祖父が好きでビデオを持っていたような気がする・・笑

あの時はこの手の映画に全く興味がなかったし(今でもない笑)、何が面白いのか全くわからなかったけど、まさかここで知ることになるなんて思ってもみなかったです。

 

彼の作品の世界観には共通事項があります。

  • 男の友情、裏切り
  • ガンファイト
  • 生々しくて荒々しい暴力シーン
  • 乾いた作風
  • THE・アンチヒーロー
  • 必要以上に俳優をアップで撮る

俗にいう「マカロニ・ウェスタン」の特徴(というか「マカロニ・ウェスタン」を創設したのは彼といっても過言ではないのですが・・)が彼の作品で全て見ることができますし、これこそセルジオ・レオーニ作品の醍醐味だったりします。

こんな世界観を持つ彼の遺作、『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』。

一体どんな作品なんでしょう?

ギャング映画『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』について

この映画、約4時間なんですよ笑

なので全部見るには相当な根気がいりますので、今日は大事なところだけ掻い摘んでお話しします。

時代背景

時代は1920年〜30年代。禁酒法とギャングの時代がこの物語の舞台です。

アメリカが最も輝いていた時代でもあり、同時に闇が濃すぎる時代ですね。

「力こそ正義」とばかりにどんなに悪いことをしていても力(腕っぷし・権力)があれば許されていた時代でした。

まさにだいもんが演じた「アル・カポネ」が大活躍した時代のお話なのです。

ストーリーと予想配役

ざっくり言えば、「ニューヨークのユダヤ人街出身の少年・ヌードルスの成長物語」です。

そして彼を取り巻く激動するアメリカという国、人々の話が時系列が飛び飛びになりながら語られていくお話です。

おそらく、今作の主人公であるヌードルスが望海風斗さん

彼が密かに憧れる女優志望の娘・デボラを真彩希帆さん。

ヌードルスの親友になる悪ガキ・マックスは彩風咲奈さん。

になるのではないかな〜。

 

この配役を頭に浮かべながら次の「超・簡単ストーリー」に人物を当てはめてもらうとなんとなくわかるかも!

*ネタバレがっつり含みます!ご注意ください!*

⦅少年期⦆

  1. デボラに憧れるヌードルスは引っ越してきた悪ガキ・マックスといつしか親友になる。
  2. マックスの誘いで仲間たちと一緒にブツの運び屋をやるようになる。稼ぎは駅のロッカー「共同金庫」にみんなで貯金していた。
  3. ブツの運び屋として稼ぐ彼らをよく思わないギャングがヌードルスの仲間を銃殺。
  4. 逆ギレしたヌードルスがギャングを刺殺→刑務所へ

⦅青年期⦆

  1. 出所したヌードルスを迎えたのは今や仲間たち(少年期のお馴染みのメンバーです)のリーダーとなったマックス。
  2. マックスは取引先の相手を皆殺しにするような荒々しいやり方で時代を生き抜いていたが、ヌードルスはそのやり方に違和感を覚える。
  3. 映画女優となったデボラとの再会。ヌードルスは高嶺の花となった彼女をレイプし去る。
  4. マックスから大きな銀行を襲う話を持ちかけられたヌードルス。彼は「流石にやりすぎだ」と感じ、マックスと仲間のためを想い罪の軽い「密造酒」の取引情報を警察に流し、マックスを逮捕してもらおうとする。
  5. しかし、ヌードするの予想に反してマックス(と仲間)は警察に対して激しく発砲。銃撃戦の果てにトラックが炎上しマックス(顔が焼けただれている状態のみ確認)も仲間も死亡する
  6. 「密造酒」のタレコミをした裏切り者として追われることになったヌードルス。みんなで「共同金庫」として使っていた駅のロッカーに立ち寄るが、中身は空っぽ。何者かが持ち去っていた。

⦅老年編⦆

  1. さすらっていたヌードルスは政府高官であるベイリー長官(不正によって進退を迫られている状況)によってNYに呼び戻される。
  2. NYに戻ったヌードルスはベイリー長官の愛人となったデボラに再会。そこで長官の息子ともばったり鉢合わせてヌードルスは驚く。だって長官の息子の顔はマックスと瓜二つだったから・・。
  3. 長官のパーティーに招かれるヌードルス。そこで年老いたマックス(マックスはベイリー長官になっていた!)と再会。
  4. マックスはあの時の銃撃戦で死亡しておらず、共同金庫の金を使ってベイリー長官としての地位を買い、ここまでのし上がってきたことにヌードルスは気づく。
  5. マックスはヌードルスに「マックスを殺すこと」を依頼する。高官としての進退を問われ自殺するにも勇気が出ないのでヌードルスに殺してもらいたいとのことだった。
  6. ヌードルスはその申し出を断りパーティー会場を後にする。

 

男性ファンの獲得が期待できる作品!

見ていただければわかると思いますが、女性向けの作品ではないですね笑

男の友情栄枯盛衰

これがこの作品のテーマだと私は思っています。

もしかしたらこの作品は男性ファンを獲得するチャンスになるかもしれませんね。

 

小池修一郎先生がこの作品をどう宝塚用にアレンジするのか気になるところです。

ビジュアル公開を楽しみに待ちたいと思います。

でわ〜。

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