おはようございます。
む〜です。
ファントムを三回観劇できたので、一度ここで全体感想を書いておこうと思います。
あくまで個人の感想なので、一意見として捉えてください。
*時間の都合でBパターンのみ先にまとめました。
Aパターンも二回目を観劇でき次第まとめますのでお待ちください^^
トップコンビに関する感想はこちら
トップコンビお二人に関しては、別記事にそれぞれまとめてありますのでそちらをご覧ください!念の為、URLを貼っておきます。
だいもんファントムに対するイメージは以前書いたものから変わりないのですが、きぃちゃんのクリスティーヌはちょっと印象が変わった部分があります。
クリスティーヌがエリックの素顔を見る場面です。
2回目(1月最終週)に見たときのほうが「エリックの心の闇、歪みを受け止めたい。私なら出来るはず。。」というクリスティーヌの気概が見えました。一生懸命受け止めようとしたけど、見た目の醜さよりもエリックの心の闇の深さに耐えきれず逃げ出してしまった。
そんな印象を受けました。
このシーンでのこのきぃちゃんの演技。とても素敵でしたし、初めてクリスティーヌが逃げ出してしまった意味、「彼に謝らなくては!」と戻ろうとする心に納得できました。
新演出について
新演出について、賛否両論あるとは思いますが個人的には新演出も好きです!
幕が安っぽい!などの意見も初日あたりで聞きましたけど、、まぁ確かに安っぽいかもしれません笑
でも映像で作り出す幕だからこそ出来る演出もあり、これはこれで楽しめました。
見る位置によってはディズニーランドのアトラクションに乗っているような気分を味わえましたし^^
エリックの住んでいる地下室(という名の下水←)もより想像しやすかったですし、なんかちょっとだけ豪華になっていたし。
衣装もデザインを一新されているものが何点かあるようで、それぞれのキャラクターの個性がより一層引き立てられていたように感じます。
特にエリックの黄緑色の衣装はエリックの純粋さ、歪んでしまった性格をミックスさせたような色で個人的な萌えポイントです。
キャリエール:彩風咲奈
さきちゃんキャリエール、とってもよかったです。
だいもんがおっしゃっていた通り、まさに「愛の塊」。
「Your My Own」で銀橋に立っている時からラストにかけての咲ちゃんはエリックへの愛に溢れすぎていて涙が止まりませんでした。
キャリエールって台詞が特別多いわけでもないし、エリックに対して何度も愛を伝えているわけではないけれど、そこにいるだけで愛を感じさせる存在なんですね。。
「いつも ずっと エリック、 お前は愛おしい息子だ」
この歌詞に咲ちゃんキャリエールの全てが詰まっていて、、しかも咲ちゃんキャリエールはポーカーフェイスなので尚更その言葉の重さに涙させられました。
歌唱力も本人比ではとっても上手くなられていて、十分聴かせる歌だったと思います。
「いい歌手になったなぁ・・」なんて思っちゃいました(←何様)
もちろん、彩吹さん、壮さんの歌唱力には及ばない部分もあるかもしれませんが、咲ちゃんの歌で私はちゃんと泣けましたよ。(個人的なベスト「your my own」はマヨちゃんといまっちの新人公演です!歌唱力は新人公演のレベル超えていて何度見ても嗚咽です)
一つ惜しいというか残念だったのは、お髭が顔の大半を占めていたので咲ちゃんキャリエールの表情がわかりにくかったこと。(多分咲ちゃんの顔が小さすぎるから笑)
身体中から溢れる愛でエリックへの気持ちは十分伝わってきたけど、前半のお芝居で表情が見えづらかった。
フィリップ:朝美絢
あーさのフィリップはとにかく線が細い!
華やかな声と容姿は「シャンパンの王様」にふさわしいけれど、王様というよりかは王子というイメージ。
ご本人が一番苦労されたお話していた「華やかさ」はしっかりと客席に伝わっていました。
ただ、華やかに見せようとするあまり、どうしても金持ち特有の重厚感は薄れてしまっていたかな。パトロンとしてのビジネス的な一面を見つけるのは難しく、全ての行為が道楽に見えてしまいがちだった。
クリスティーヌとの交際も遊びに見えてしまい、見ているこちらとしてはエリックの方が重いけど真剣交際してくれるように感じました←
初めて見た愛音さんのフィリップが誠実の塊のような人だったからかもしれないけど、あーさのフィリップは華やかで軽い若者という印象を抱きました。
お歌に関してはまだまだがんばってほしい!
ビストロの場面では咲ちゃんキャリエールの声の大きさに掻き消されがちなので残念だった。 フィリップの持ち曲(題名をど忘れしました・・)では持ち前の声の華やかさ、フレッシュさが功を奏し甘く軽やかに二人の淡い恋を照らし出してくれていました。この曲が明るくないとこの後に来るファントムのクリスティーヌへの想いの歪みを感じ取れないので、、。
全体的に若くて、その場にいるだけで場を華やかにしてくれる存在でした。
アラン・ショレ:彩凪翔
キャラ設定がイマイチ掴めなかったひめさんカルロッタの旦那様。
情緒不安定な奥様をしっかり支えている姿が印象的でした。
本当は超小心者だけれど、支配人という立場から目一杯強がっている姿はキュート。
奥様の前でも一生懸命な彼を見ていると「彼の心の寄りどころはどこなのだろう?誰が彼のメンタルをケアしてあげるのかしら・・」と心配になってしまいます笑
2枚目なのにところどころ残念で、キャリエールのような貫禄・懐の広さは何年かかっても出せそうにない。前支配人と後継者の対比が上手く表現されていたと思います。
カルロッタ:舞咲りん
一番残念だった、というか私の持つ”カルロッタ像”とかけ離れていたのがひめさんカルロッタでした。
歴代のカルロッタと全く同じ役作りにすることは全く期待していなかったけど、いかんせんサイコパスすぎた。
笑っていたかといえば怒り出す。
怒っていたかと思えば泣き出す。
情緒不安定なカルロッタ。というイメージが強いです。
核がないというか。。
カルロッタという女の性格、性質が全く理解できなかったのです。
カルロッタといえばファントムに忌み嫌われてはいるものの一応「プリマドンナ」。
彼女の横柄な態度は人気を集められるとはいえないけれど、プリマドンナとしてある程度の歌唱力があって欲しいところ。
出雲さん、一花ちゃんのカルロッタの歌唱力がプリマドンナとしての説得力に満ち満ちていたので、ひめさんにもそれを期待してしまっていたのですが正直かなり聞きづらかった。
声量の大小が激しくてお世辞にも「プリマドンナ」とは呼べない。
クリスティーヌとの対比をこの曲で表現したかったのであれば、この演出は間違いじゃないんだろうけど、曲としては非常に聞きづらかった。
3回見ても理解できなかったひめさんカルロッタを私が理解できるチャンスはあと一回だけ。
彼女の本心を知りたいと強く思います。
エリックの従者たち
ここまで激しいダンスをする従者たちを見たことありませんでした!
- 沙月愛奈
- 笙乃茅桜
- 鳳華はるな
- 諏訪さき
- 眞ノ宮るい
- 縣千
この6名の一体感、役作りが本当に素敵で、従者が出ている場面ではひたすら従者を目で追ってしまいました。それくらい従者のファンです笑
従者一人一人のバックグラウンドが語られずともしっかりお客様に伝わるその説得力!
「目は口ほどにものを言う」と言われていますが、まさにそれ。
自然と
「あの従者はこんなバックグラウンドを抱えているんだろうな」
「あぁ。このエリックの言葉にあの従者はこんな表情をするんだろうな。可哀想に」
なんて気持ちが湧いてきます。
特にあゆみ姐さんのダンスと目力がずば抜けていたかと。
メンバーの中で最年長ということもあってか、従者たちのリーダー的な存在として君臨されてたように思います。
あゆみ姐さんの孤独と愛に満ち溢れた世界への羨望の眼差しがなんとも痛くて切なくて・・。ファントムの気持ちそのものでした。
もし可能であれば従者たちのアナザーストーリーをDVDで発売して欲しいくらい笑
過去に類を見ないほど、存在感がありドラマチックな従者たちが今回のMVPです!
全体感想まとめ
今回のファントムはとにかく”主演二人の歌のうまさに惹きつけられる”公演でした。
それゆえにどうしても他のキャストに対する印象が薄くなってしまうのが残念><
それほど主演二人の歌の吸引力が凄かったのだとお察しください。
本音をいえば、主演2人が歌っていない時間は「主演二人が歌い出すのを待つ時間」のように感じられた時もありました。
それくらいお二人の歌は観客を引き込む力があります。
お二人の異次元級の歌唱力に陶酔させられた公演、と言うのがこの公演の感想の全てかもしれません。
こんなアホな感想しか持てない自分が恥ずかしいですが、今回の公演に関してはこれが全てです。
すいません!
でわ〜。
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