おはようございます。
む〜です。
宝塚の人事が発表されるたびにこのブログでも色々考察してきました。
考察する中でいつも私の頭にあるのは
「誰がこんなに大変な立場(トップスター)になりたいだろう?」
ということ。
今回は改めてトップスターという重責すぎる立場について考えます。
トップスターになりたい人は少ない
「トップスターになりたかった」
トップに就任してからこう話すジェンヌさんは実はとても少ない。
直近ではだいもん(望海風斗さん)が就任後のインタビューで「トップスターになりたい!と思って入団した」と語っていらっしゃるのは見たけれど、他のトップさんのインタビューではなかなかこういう話は聞かない。
大体のトップさんが「責任ある立場をいただいた」「トップさんは雲の上の存在だと思っていた」という話をするだけで、だいもんのように「トップを目指してここまでがんばってきました!」という喜びを語る方は意外に少ない。
それは何故だろう??
これは私の推測だけど、
トップになった喜びよりも、トップになったこと重責を感じている人の方が多いからではないでしょうか?
宝塚のトップスターになるメリットとデメリット
宝塚のトップスターになる。
聞こえは華やかかもしれませんが、実際にはデメリットの方が多いのかもしれないと最近は思います。
これも私の推測に過ぎませんが、例えば宝塚のトップスターになると以下のメリットがあります。
【メリット】
- 全ての作品で主演になれる
- 一番大きな羽を背負える
- 応援してくれるファンへの恩返しができる
- オリジナルグッズなど自分に関するグッズをたくさん販売できる
- 退団後のキャリアにも優利
私がトップスターという立場でメリットだと思うのはこれくらいです。
色々書きましたが、トップはとにかく目立てるし、公演は自分中心の作品になっていくのでやりがいもあるでしょう。
今度はトップスターになるデメリットを考えていました。
【デメリット】
- アンチが増える(出る杭は打たれる的な)
- 超多忙になる
- 作品の責任を背負わなければいけない
- より多くのチケットを捌かないといけない
- 絶対休演できない
- 総じてプレッシャーを感じる
メリットでは感情的なメリットが目立ちましたが、デメリットでは実務面での大変な部分がほとんどを占めています。
感情的には「トップに就任できて嬉しい!!」かもしれませんが、そのあとのいろんなことを考えると「嬉しいよりも重責が・・・」という気持ちの方が勝ってしまうのかもしれません。
実は二番手が一番美味しい
私の推測の範囲内でトップスターという立場の良い面・悪い面を見てきました。
自分で書いておいてアレですけど、私だったらどんな打診が来てもトップスターになりたくないですね。
よっぽどファンや組子の中で観劇ムードが出来上がっていない限り私ならトップになりたくない。
それだったらずーっと二番手役美味しいところ摘みつつ、惜しまれながら退団したいかも。
なんて考えてしまいます。
なんだかんだでトップさんよりも二番手くらいまでの立場の方がタカラジェンヌとしては幸せなんだろうなと最近特に思います。
トップになったら気持ち的には嬉しい一方で、自分に対する批判は増えるし色々忙しいしでよっぽど心に余裕がない限りその立場を楽しめそうにありません。
こう考えて行った結果、私は「誰が宝塚のトップスターになりたいんだろう?」と思ったわけです。
誰が宝塚のトップスターになりたいのか
時々わけわかんない人事があって「なんでこの人がトップスターになるんだろう?」と思うことがあります。
でも、これって本人もそう思っているのでしょうね。きっと。
だいもんのように「トップになりたくて」頑張ってきた人なら、気持ちも強く持てるかもしれませんが、「トップスターを目指していたわけではない(祭り上げられた)」ジェンヌさんはきっと誰よりも悩んだはず。
そんなトップさん達に私たちができることはただ一つ。
好きなら応援する。
苦手なら離れる。
これだけなのかもしれません。
「離れる」という選択肢も一つの優しさですからね。
トップスターという茨の道を選んでくださった彼女達に大して「ありがとう」と言いたいし、彼女達が幸せにトップスター生活を送れることを願いたい。
こう思った火曜日の朝でした。
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