こんばんは。
むーです。
本日も宝塚グラフのネタバレ感想になります。
今日感想を書くのは
* 雪組さんのリアルファッション
* 月組トップコンビの『THE COSTUME』
* 衣装デザイナー・加藤真美の世界
この3つ!
まずは雪組さんのリアルファッションの感想からいきましょう。
《Real Fashion》雪組
楽屋入りを拝見できない日常になって早2年。
ジェンヌさんの颯爽とした楽屋入りも宝塚の醍醐味だったので早く復活してほしい!
そんな流行る気持ちを抑えてくれるのがこの企画、リアルファッションです。
今回は雪組さん特集。
まず目に飛び込んでくるのは咲ちゃん!
スタイル良すぎるー。
心なしかお顔も以前よりシュッとされてさらにかっこよさに磨きがかかっています。
中にきていらっしゃるメンズもののピンクシャツが素敵でした。実際にお目にかかれたらもっと素敵だったんだろうなぁ。
すわっちのファッションはとにかく脚の細さに目がいく!!笑
タカラジェンヌみんな脚細いのは知ってたけど写真で見てもすわっちのあしは細くて、、美しい。
難易度高いお洋服をサラッと着こなしちゃってるのはあやなちゃん。
お気に入りだとおっしゃっているニットの上着。
一般人では着こなしが難しいと思うんだわ。。
それをサラッと羽織ってかっこよく決まっちゃうのはやっぱり綾凰華だからなんでしょうね。
さて、個人的に一番好きだったファッションは、、、
和希そらくんと縣千くんのファッション。
斬新さはなく、どちらかというとオーソドックスなスタイルだけどご本人たちにマッチしていて素敵でした。
朝美絢さんは、、顔が優勝すぎてファッションも全て素敵に見えるので無双でした←
《The Costume》月組
衣装好きにはたまらない企画が今月号では二つ用意されています。
その一つがこちらの《The Costume》。
席が近くないとなかなか見られない舞台衣装をジェンヌさんの解説を参考にしながらじっくり拝見できます。
今回れいこうみコンビが選んだのは『FULL SWING!』フィナーレのお衣装。
シャンパンゴールドの色味がゴージャスでありながら上品で大人っぽい今回のお衣装。
れいこさんのお衣装は胸元にレース生地が重なっていらっしゃったんですね。全体の形としてはクラシカルでかっちり目でしたが、フワッと明るい、華やかな雰囲気が出ていたのはこの胸元のレースや小粒ビーズのおかげだったのかも。
れいこさんご自身も『(ビジューが)ギラギラというよりはキラッとひかる感じが私らしい』とおっしゃっているように、たしかにビジューが多い割にキラキラっ!とした可愛く上品な輝きが印象的なお衣装でしたね。
トップさんに合わせてビジューの大きさや量などをお衣装部さんが調整されていらっしゃるのでしょうか??
毎度思いますがお衣装部さんたちのセンスが素晴らしいですよね、、。
さて、うみちゃんのマーメイドラインのドレスも素敵でしたね。なんといっても海ちゃんはドレスの着こなしが本当に美しい。
マーメイドラインのこのお衣装も上品にしっとりの着こなされていて研12娘役の格の高さを感じます。
私の注目ポイントは海ちゃんがお気に入りだとお話しされているバックの丸みのあるリボン!!
羽根を背負っていらっしゃるのでなかなか見えない部分ではありますが、ドレス全体が大人っぽい雰囲気なのに対してこのリボンだけが少女の夢をぎゅっ!!!と詰め込んだような可愛らしいフォルムなんですよ。
しかも真ん中の飾りもハート型!!
思わず『ラッチマン!!!』と思ってしまうダルレーク大好き人間でした。
《The Costume》衣装デザイナー・加藤真美の世界
待ってましたーー!!
この企画!!
以前から宝塚歌劇団専属デザイナーを務めている方のインタビューをお聞きしたいと思っていたので、全12ページに渡るこの企画は非常にありがたい!!
2020年9月号の宝塚GRAPHに掲載された「THE COSTUME ~衣装デザイナー・有村淳の世界~」も今でも時々読み返してしまうほど濃厚ないようです。
宝塚のお衣装ファンの方は是非今回のグラフ買ってくださいね。
近日中に宝塚の衣装についての解説記事で詳しく書きますが宝塚歌劇には専属のデザイナーさんがいらっしゃいます。
私の知っている限りでは
- 有村淳(『エリザベート』『ロミオとジュリエット』など)
- 任田幾英(『ME AND MY GIRL』『グランドホテル』など)
- 河底美由紀(『クルンテープ』『Santé!!』など)
- 薄井香菜(「桜嵐記/Dream Chaser」など)
- 加藤真美(『元縁バロックロック』『ダルレークの恋』など)
( )内は代表作
が現役でご活躍されています。
任田先生は衣装監修なので現役デザイナーと括ってしまうと違うかもしれませんが今でも宝塚歌劇の衣装制作に携わってくださっています。
特に最近は今回グラフで特集を組まれている加藤先生が大活躍されていますね。
ほぼ毎公演と言ってもいいくらい加藤先生がデザイナされているように思います。
そんな加藤先生のインタビュー、大変読み応えがあります。
元々は宝塚歌劇団のデザイナー志望ではなかったという加藤先生。関西ご出身なので勿論宝塚歌劇については知っていたものの舞台も見たことがなかったそうです。
そんな先生は就職活動を控えている時期にある先生から宝塚歌劇の専属デザイナーという道を提案されて興味を持って入団されたそうです。
加藤先生の視点から有村先生のもとで修行を積んでこられた日々やどのような部分に気をつけて宝塚歌劇団のお衣装を制作されているのかが書いてありますのでぜひ読んでみてください。
インタビューが終わると次は実際のデザイン画と実際に舞台上で着られているお衣装の写真を交えてのコメントを見られます。
こうやって見てみると最近見たほとんどの作品に加藤先生が携わっていらっしゃったのだなと改めて驚きます。
- ダルレークの恋
- 壮麗帝
- シティーハンター
など。
私の大好きな衣装『ダルレークの恋』のカマラのお衣装も加藤先生が担当されていたなんて、、知らなかったです。
それにしても宝塚の衣装は特殊ですね。
加藤先生のデザイン画は有村先生のパリコレのデザイン画のようなスタイリッシュさよりも漫画チックで可愛らしい印象でした。
デザイン画からの再現度はかなり苦戦されているようですが、それでもタカラジェンヌ一人一人の個性を活かした衣装を作り続ける先生方の情熱に脱帽です。
インタビューでもお話しされていますが
- 照明の当たり方
- 振り付けによるお衣装の見え方
- 演出家、振付師のイメージ
- 時代考証
- 生地の耐久性
- 作製可能かどうか
などを全て考慮して一つ一つのお衣装が作れているのだと思うと感動しかありません。
今回グラフで紹介されている星組『眩耀の谷』ラストのこっちゃんのお衣装なんて印象に残るけれど、ほんの僅かな時間のために全てオーダメイドで作られたお衣装なんですよ。もったいないを通り越して『ありがとう』の気持ちでいっぱいです。
《Lumière》お衣装といえば、、
お衣装といえば!娘役特集のルミエールでお衣装あわせについての話題が出ました。
真彩希帆ちゃんからのアドバイスでお衣装合わせの時は肺を膨らませた状態で衣装合わせに望んでいるとのこと。これによってお衣装を着ていてもしっかりと肺が開き、歌いやすくなるらしいです。
娘役のお衣装はどれもタイトで体のラインが出るものばかりなので、肺が開いた状態で衣装を着て娘役らしい美しいラインを保つのはとても難しいことですが、野々花ひまりちゃんはこのポイントを意識して毎回お衣装合わせに望んでいるそうです。
次回は
次回は月組さんの特集やあーさのはなしをしていきます!
にほんブログ村