こんばんは。
む〜です。
しばらくは月組「今夜、ロマンス劇場で」の感想を書いていくことになると思いますが、どうぞお付き合いくださいませ。
本日からキャスト別の感想に入ります!
よろしくお願いします^^
月城かなと(牧野健司)
月は自分から発光せず、太陽の光を浴びて輝く星です。
そんな『月』の名前を冠したれいこさんだけれども彼女の場合は自分で発光することもできるけど今回の作品ではあえて周りの勢いに身を委ねていたように感じました。
お披露目公演というと大体トップスターさんが周りを引っ張っていくような作品が多いと思いますが、この作品はちょっと違う。
月城かなとの『何色にでもなれる柔軟さ』と『埋もれることのない稀有なスターオーラ』をはっきりと観客に伝えることができる作品に仕上がっていたと思います。
れいこさんも普段のお芝居よりも声を張るような芝居はあまりせず、むしろ声を丸めて柔らかい柔軟な印象をあえて作っていらっしゃるように感じました。
お披露目公演から下級生である風間くんに叩かれ、るねくんには『クビだ!!』と何度も言われるれいこさんだけど、絶対に失われない気品はさすがです。
今回の作品で改めて思いましたが、れいこさんはやはり『芝居の人』ですね。
もちろん『FULL SWING!!』でも歌とダンスもなんなくこなされていましたが、歌ダンス芝居のどれかと言われたら間違いなく彼女は芝居の人だと思うと同時にグレートギャツビーも心底楽しみになりましたね。
ただ、歌はトップ就任前と比べるとかなり上手くなったと思います。
発声の特訓をされたのでしょうか?お芝居の時もいつもよりもセリフが聞き取りやすかったし、フルスイングの時も歌声が篭ってしまって聞き取りづらいということはありませんでした。
ありちゃんの歌唱力アップにもかなり驚かされましたが、歌唱力の進化具合で言えばれいこさんもかなり上達されたと思います!
海乃美月(美雪)
物語冒頭、海ちゃんが銀橋でソロを歌うシーン。
『ああ、海ちゃんついにトップ娘役に就任されたのね』
と思わず涙してしまいました。
今までの紆余曲折を見てきたからこそ今この瞬間、銀橋でソロを歌い上げる彼女の姿が眩しくて。。
心からのおめでとうを胸の内で送りました。
一番楽しみにしていた美雪の衣装はちょっと期待していたものとは違うけれど、前半のモノクロドレスとラストの黄色いドレスはやっぱり素敵だった。というか海ちゃんは肩がガッツリ開いたドレスがとてもよくお似合いですよね。伶美うららさまもそうだったように肩〜首にかけてのラインがとても綺麗なのだと思います。
海ちゃんの美雪は綾瀬はるかさんをとても強く意識されているように思いました。特に冒頭のスクリーンから抜け出てきたばかりの美雪の話し方などはそっくりでした。健司に対して心を許していくにつれて、海ちゃんのれいこさんをみる目がどんどん優しくなっていて最後の映画館での再会シーンでは涙まで流していらっしゃるという。。涙
美雪の心の変化を映画版よりも大胆に表現されていてそれが新鮮でもあり映画版では理解しきれなかった彼女の心の移り変わりを知ることができました。
ショーのフルスウィングでは大人っぽくもチャーミングな魅力で観客を虜にしてくれた海ちゃん。
ロマ劇の時もお歌で苦戦されている様子が見受けられましたが、フルスイングでも歌唱場面で苦戦されているようでした。おそらく海ちゃんの得意な音域ではないのでしょうね。
特に音を外すことはない海ちゃんですが、相手役であるれいこさんがかなりお歌も頑張ってくれていたので海ちゃんにもれいこさんの後を追ってほしいです。
ショーの中で特に印象的だったのはやっぱりデュエットダンス。
海ちゃんのれいこさんを見つめる瞳が夢を見ているかのように蕩けていてコンビファンとしてはトキメキポイントでした!
このデュエットダンスの時の髪飾りが素敵だったのでぜひチェックしてみてください!
次回は鳳月杏、暁千星
ここまで一度もちなつさん、ありちゃんについて触れてこなかったけれど決して忘れているわけではありません!
ちなつさん、ありちゃんについても語りたいこと沢山あるので明日語りますね〜。
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