おはようございます。
む〜です。
先日、宙組の碧咲伊織くんが集合日付で退団されました。
もう今はタカラジェンヌではない伊織くん。
このブログでも一度気になる生徒さんとして紹介していて、個人的にはコレからが楽しみな生徒さんだったので今回の退団はあまりに唐突で残念でした。
今回の件を通して改めて思うのは、通常の退団発表へのありがたさです。
絶対に気持ちを整理する時間をくれる
好きなジェンヌさんが退団することが発表された瞬間、世界が崩れるかと思った。
好ききなバンドが解散すると唐突に発表された時は、もう二度とライブであの和音を聴けないのだと思って泣いた。
どんな時でも、どんなジャンルでも好きな人やグループが自分が見つめていた世界から消えてしまうのは衝撃的で破滅的に悲しいことだ。
今回の件も、伊織くんのファンにとっては死ぬほど辛いことだと思う。
唐突な退団発表を見ると、私はふとタキツバの解散を思い出してしまう。
何も知らずに過ぎてしまった時間の中で、既に自分の好きなユニットの解散はしていて、後日事後報告されるなんてどう考えても辛すぎる。
今回、久しぶりに気になっていたジェンヌさんが集合日付けをされたのを見て
「普通はこうやって(唐突に)発表されるもんだよね」と悟った。
有名バンドだとファイナルツアーを組んだり色々してくれるけれど、デビューも何もできていないバンドなんてファイナルツアーも何もせず、すーっと消えていくことだってある。
そういう意味では宝塚って凄くファンに優しいと思う。
通常の退団方法であれば気持ちを整理する時間と退団を惜しむ時間をくれる。
退団を受け止める時間と気持ちを整理して次の行動に向かうため準備時間を番手関わらず必ず用意してくれるのは宝塚ならではだし、タカラジェンヌが”生徒”だからできることなんでしょうね
千秋楽まで退団を全力で惜しめる
タキツバ解散の時に可哀想だと思ったのは「解散を惜しめない」こと。
もう発表された時には解散してしまっていたし、解散を惜しむ時間がなかったのはジャンルが違うファンとしても共感できるところがある。
自分の御贔屓がどういう形であろうと目の前から消える日が来るのであれば、その日まで全力で別れを惜しみたいだろうし、その日が来るまで全力で応援したいと私は思ってます。
不完全燃焼で終わることほどファンとして虚しいことはない。
「お前の不完全燃焼なんてどうでもいい」と言われたらそれまでなんですけどね。
私も何度かそういう苦い思いをしたことがあるけれど、本当に虚しい笑
思いのやり場がなくなってしまうんですよね〜。
で、宝塚に話を戻すと宝塚では殆どの生徒さんが大劇場公演の千秋楽で退団してくれる。
上級生・下級生関係なく紋付袴を着させてもらえるし、挨拶もさせてもらえる。
退団に関して、こんなにファンに対して気を使ってくれる事務所ってあるのかな?とちょっと考えてしまった。
宝塚を長年見ていて”当たり前”だと思っていた一連の流れは、実は凄くありがたいことだったんだなと気づいたニュースでした。
私が思っていた以上に劇団は多分”優しい”
集合日付退団はほんと寂しいし、それぞれに事情があるのだろうけど、可能な限り集合日付退団を回避してお別れの時間を私たちファンにくれるタカラジェンヌと劇団は多分とても優しい。
この優しさには感謝しなけれないけないなと改めて思いました。
それでは〜。
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