おはようございます。
サバゲーでかなり疲れたむーです。
やっぱり走り回ると疲れますね〜
いい運動なんですけど。
さて、今日は月組「THE LAST PARTY」でスコットの妻、ゼルダを魅力的に演じてくれた、海乃美月ちゃんのついてお話ししたいと思います。
はじめに(ゼルダという人物について)
この舞台を見る前からゼルダ・セイヤーという人物について知っている方はどれくらいいるのだろうか?
私は偶然にも映画「Midnight in Paris」で彼女の存在を知り、興味を抱いていろいろ調べていたのでそれなりに前知識を揃えて今回の観劇に臨むこととなった。
結果として、その方がゼルダという人物をもっと身近に、、人間らしく感じることができました。
観劇前もしくは観劇後でもいい。是非彼女について調べてあげてください。
この作品のゼルダは奔放な性格と身勝手さ故に精神を病んでいった女として描かれがちだけど、本当の彼女は私が思うに、自ら進んでスコットの犠牲になった心優しく純粋な女性だ。
甘き毒、ゼルダ
話がだいぶズレてしまいましたね。
ここからはうみちゃん演じる、”ゼルダ”について書きます。
タイトルにも使わせてもらったように彼女はまさに”甘き毒”そのもの。
スコットを夢中にさせた天性の美貌と華やかさをうみちゃんは見事現代に蘇らせた。
型としては”グランドホテルのフラムシェン”に少し似ているような気もした。
なんといっても彼女の声は華やかだ。
彼女が現れて一声を発するその瞬間から、その場が一気に華やかなパーティー会場になる。まるで豪華な花束が今会場に放り込まれたかのように、その場が輝き始め、うみちゃんは一瞬にしてパーティーの中心に立つ。
演出が上手いというのも勿論だけど、それだけではこの場面は成りたたない。
海乃美月というジェンヌがミラーボールのように人々を歓喜させる力を持っている
ことを証明した瞬間だった。
では、冒頭でも書いた”甘き毒”の”毒”の部分はなんだろう?
人を酔わせ、スコットを翻弄させた華やかさを甘さだとすると、彼女の毒とはなんだろう?
ゼルダという人物に関して言えば毒は破滅的とさえ言える個性と中毒性。
なんだろうけど、ここを海乃美月という演者に置き換えて考えると違った感想を持った。
ここが海乃美月の本格演技!だと感じたポイントなんだけど、
「登場したその瞬間から脆さが垣間見えるような役作り」
甘い演技の中にもしっかり毒を含ませてくる。そんな演技を観れたような気がした。
海乃美月が発信する”脆さ”
うみちゃんの演技は今までずっと観てきた。
でも、いつも「完璧」すぎて隙がない演技をするので退屈に感じたことも実は何度かあった。まさに、お手本。
”この役はこう演じるのが正しいのよ”と言われているような気さえしていた。
でも、、今回の役を演じることで彼女にはいい発火剤になったのかもしれない。
ゼルダという役を通して彼女自身の持っている弱さを発見できて少し嬉しかった。
恐らく、ゼルダとうみちゃんは少し似ている。
求められる自分像に全力で答えて完璧な自分を無意識に演じてしまう。
でもどこかでボロが出たり、ふとした瞬間に”素”に戻る。
今回うみちゃんが演じてくれたゼルダは、登場シーンからどこはかとない”虚無感・繊細さ”を漂わせていました。セリフやその眼差しからいつでも感じるとることのできるこの感じ。
今まで完璧に演じていた(というか演技が極端だった)うみちゃんの演技に更に
人間味が加わってより彼女の演技も彼女のことも、今まで以上に好きになれた。
かなとくんとの並びが麗しい
これは完全に贔屓目線かもしれないけど、かなとくんとの並びがとってもよくお似合いでした。
お二人の持つ雰囲気もぴったりで、このままトップになってもいいんじゃないかと思わせくれました。
最後のデュエットダンスのゼルダの幸せそうなお顔には泣かされました・・
いつでもいいからトップになってほしい
今日(2018年6月16日)まで、月組の次期娘役トップが決まっていない状態ですが、
もういつでもいいから彼女にトップになってほしいです。
どこの組でもいい!歌も歌えてダンスもできて芝居もできる。
今までずっと頑張ってきて、毎回新境地を見せてくれるうみちゃんだからもうそろそろ報われてほしいというのが本音です。
彼女がトップになるその日まで、応援し続けようと心に決めました。
長くなりましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
でわ〜
takarazuka takarazuka takarazuka
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