おはようございます。
主題歌「life」が頭の中でずっと流れています。。む〜です。
上演中はあまりの気迫に殆ど拍手のなかった(というか出来なかった)この舞台ですが、最後はスタンディングオベーションで鳴り止まない拍手が延々と出演者一同に捧げられました。その光景も含めて頭の中はラスパでいっぱいです。
ということで、今日は昨日観劇した、
『THE LAST PARTY ~S.Fitzgerald's last day~フィッツジェラルド最後の一日』
の初日観劇レポ(全体編)を書きます。
ネタバレ一切なしで書きますので、
舞台の様子を知りたい方は安心して、ご覧ください^ ^
↑証明も当たっていい感じのれいこさん😍
「芝居の月組」ここにあり!
専科の悠真倫さん含め総勢17名で作り上げたこの作品。
初日の舞台レベルを遥かに超える演技力で客席をねじ伏せていました。
普段の初日って「これからお芝居を深めて行くんだろうな〜」と感じることが多かったのですが、私が甘かった。
完全に月組を見くびっていた。
まだ明日からも公演はあるし、こんなことを初日でいうのはアレだけど、
初日にして完成された
舞台を見てしまった。
観劇後、こんな充足しきった気分になったのは久しぶりでした。
勿論初日ならではの緊張感はありました。
れいこさんの初登場シーンでは、張り詰めた空気を通して彼女の緊張が客席まで伝わってきました。
心なしか海ちゃんの声も序盤は固かった気もします。
でも。それでも。だ。
もうこの舞台は完成されているのでは無いか。
こう思ってしまうほど、生徒一人一人の熱演がそこらかしこで光っていた。
あまりにも気になる子が多すぎて
「あの子気になる、でもあの子も気になる。あ!あの人なんて素敵なお芝居をするんだろう」
と目移りが激しかった。通行人役一人とっても徹底された役作りに驚かされました。
スカステでなつこさんもおっしゃってたけど、「メイン以外の出演者の演技が、あの舞台の時間と場所を創りあげている」この言葉通りだと思います。
千秋楽に向けて、これ以上どう変化して行くのかとっても楽しみです。
もう一回観劇することは叶わないけれど、この素晴らしい初日に立ち会えたことを嬉しく思います。
それにしても短期間のお稽古でよくここまで仕上げられたと思う。
改めて「芝居の月組」の恐ろしさを感じました。
色褪せることのない名脚本
私は植田先生の作品が大好きで「舞音」以降、先生の作品を虱潰しに見ていた時期があった。その中でも特に印象的だったのが「ジャン・ルイ・ファージョン」と「THE LAST PARTY」。
だからラスパが再演されると聞いた時は嬉しくて嬉しくて!
「やっと自分の目で、生で観劇できるんだ!」と張り切っていました。
スカステで予習もしていた私が初めて観劇しても、脚本や演出のどこにも古臭いところはなかった(勿論いくつか変更点はあったけど)。むしろ全てが斬新に感じられた。
大劇場よりも狭い舞台に最低限のセットを置いて最大の効果を引き出す。
観やすくてわかりやすくて(大きなセットの移動時間もないから)スピーディーな作品に仕上がっていました。内容も初演よりもほんのりわかりやすくなった気がする。
2004年の初演からもう14年も経っているのに全く色褪せる事なく観客に「何か」を伝えてくるこの作品は、私にとっての名作だと改めて感じることができました。
宝塚ニューサウンズの力
最後に特筆しておきたいのは、宝塚ニューサウンズの方々の生演奏だ。
今回は贅沢なことに宝塚ニューサウンズの方々が舞台上で(場所は秘密☆)生演奏をしていらっしゃいます。
しかし、演奏されている場所がめちゃくちゃ狭そう!笑 そして人数も少ない(見えた限りでは4〜5名くらい!
なのに、信じられないほど情緒豊かで深い演奏をしてくれるんです!
時にはその時代の「音」を、またある時には登場人物の心情・関係に合わせた「音」を一番いいところで出してくれる。
再演だし、どこでどの音を出すとか、何を演奏するとかもちろん決まっているんでしょうけど、一つ一つの音が最適なタイミングでこの作品に織り込まれて行き、舞台に彩りを添えて行くように私は感じました。
明日からキャストについて書きます
書きたいことはたくさんあるのですが、あまり書くとネタバレになりかねないので今日はここまで。
明日は本公演の主人公、”TSUKISHIRO/スコット・フィッツジェラルド”を演じてくれた月城かなとくんについて書きたいと思います。
それでは^^
takarazuka takarazuka
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