おはようございます。
むーです^^
最近寝るのが遅くてちょっとお疲れ気味です。
遅いって言っても日付変わる前には寝てるんですけどね笑
でも睡眠時間8時間欲しい人間としては毎日5時間は結構きついのです。。
さて。今日は物語の大事な部分を全て担っているミア演じる仙名彩世様について語りたいと思います。
最後までお付き合いくだされば幸いです。
物語の『影の部分』、それがミア
幸せに満ち溢れたハンナズフローリストの場面とは正反対なのがミアの場面。
『移民」というセンセーショナルで重い題材をミア1人が提げて舞台に存在している。
ミアだけはどこにいてもいつも鬱々として孤独な感じがするのは、恐らくユキちゃんが『移民問題』という題材に真正面から取り組んだ結果だと思う。
宝塚って基本的に夢夢しい舞台が多いと思う。どんなにショッキングなことがあっても、宝塚ならではのファンタジー感でごまかされてきた。
今回の舞台でも勿論フローリストたちの場面、アベルとハンナの場面は色々問題はあるけど、常に宝塚らしい明るさに満ち溢れている。
でも、
ミアの出てくる場面だけは違う。
正直『目を背けたくなる現実』を見せられているようで、、辛くなる。
ユキちゃん自身から発せられる『移民』独特の雰囲気とでもいうのかな。
それがあまりにも強くて。。
ヒロイン枠には収まらないなにかを感じてしまった。
ヒロイン枠で言えば、ハンナを演じた舞空瞳ちゃんの方がしっくりくる。
トップ娘役、ヒロインという肩書きが必要な娘さんを今までたくさん見てきた。
でも。もはや仙名彩世様にはヒロインという枠組みは必要ないんだなと強く感じた今作でした。
ミアの叫びで壊れる夢の世界
舞台一幕にラスト付近で
ミアが『this is not the end of the world 』(正式な曲名は違うかも)を歌うんですけど、
その時ちょうど、舞台の照明が
ミア側は青、クリス側はオレンジ色
になるんです。
そこでミアが心の叫びのように歌い上げるこの曲は
優しい色合いの世界に真っ黒なペンキをぶちまけるような、ミアの悲痛な気持ちがひしひしと伝わる大事な場面です。
この場面見ただけでブワッと涙がこみ上げてしまいました。
見てはいけないものを見てしまったような気持ちと、一人でもがき苦しむミアの気持ちは移民ではない、私の胸にもしっかり突き刺さりました。
そして改めてトップ娘役・仙名彩世の実力を見せつけられた気がします。
もっとミアに着目しても良かったのではないか?
ここで一つ、脚本への文句になってしまうんですけど、
もっとミアの抱える問題にもフォーカスした方よかったんじゃないでしょうか?
というのも、
クリスがなぜあそこまでミアにこだわるのか、そこの動機付けがあまりにも弱すぎる気がするんですよね。
ほっとけないとか色んな要因があるでしょうけど。。
結局ケイコ先生のが観客に提示した
『移民問題』はなにも解決せず宙ぶらりんのまま終わってしまったし、
ミアについてはなにも解決せず終わってしまったのが気持ち悪いです
明日は、、
まだまだミアについて語っていたい気持ちもありますが今日は一旦ここまで。
明日は期待の星、舞空瞳ちゃんについて語ります!
それでは皆様、良い一日をお過ごしください♡
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