おはようございます^ ^
むーです。
こんな天気のいい日は満員電車なんておりて、靴を脱いで紅葉した原っぱを駆け巡りたい気持ちに駆られます←
はい。
今日は愛ちゃんについて語らせてください。
最近、奇をてらうようなお役が多くなってしまった愛ちゃん。
彼女は一体どこへ向かうのでしょうか。。
高身長を活かした不気味さ
オケボックスから突如登場するあたりがもう既に不気味なラスプーチン。
叙述的に言うのなら
『ぬっ』と言う表現がぴったりな登場の仕方だ。
かなり背中を丸めて出てくるので最初は大きさをそこまで感じないが
バッとマントを広げて祈祷を開始したところからラスプーチンの巨大な陰がロシア全体を襲っているのを感じる。
その後のダンスとか、表情があまりにも
清く美しい宝塚の舞台からかけ離れていて愛ちゃんをタカラジェンヌとしてではなく、ひとりの表現者、舞台人として見てしまった。
もし、今回『自分の殻を破った大賞』をつけるのだとすれば、間違いなく愛ちゃんはその賞に値すると思う。
エリザベートのルイジ・ルキーニ
トップハットのアルベルト・ベディーニ
を経てこそ辿り着いた役という気がしてならない。
愛ちゃんは毎公演の役を確実にモノにして前に進んでいるんだなと心強く感じた瞬間でした。
愛月ラスプーチンは死なない
愛月ラスプーチンは衝撃のラストを
真っ赤なビロードの階段の上で迎える。
ドミトリーに何発撃たれようとも死ぬことなく襲いかかってくるラスプーチンの姿から『ロシアの生命力溢れた大地の威力』を感じたのは私だけでしょうか。。
ドミトリーに留めを刺され、さながらイエス・キリストのような格好で階段に倒れたラスプーチン。
死んだ直後、ズルズルっと階段からずり落ちる様がなんともリアルで。
『宝塚でここまでやっていいのかしら?』と思ってしまうほど迫力あるシーンに仕上がっていた。
ここで完全に死んだと思われたラスプーチンだが、時折民衆の場面に登場しては民衆を扇動するように動き回っている姿がなんだかルキーニのようだった。
このシーン以外、ラスプーチンはほとんど出てこなくなるのだが
私は舞台が完全に終わるまでの間、ラスプーチンの息遣いが作品全体を包んでいることに驚いた。
死してもなお、愛月ラスプーチンが観客に残した印象は強烈で、おそらくこの感覚を当時のロシア人たちもラスプーチンに感じていたに違いない。。
愛月ひかるはどこへ行くのか
歌唱面でまだ不安は残るが
他の部分では確実に実力をつけてきている愛月ひかる様。
彼女は2枚目から3枚目の域を超えて怪物まで演じられるようになってしまった。
この後彼女はどこに行くのでしょうか?
どこへ向かって行くのでしょうか。
彼女の今後を楽しみにしたいと思います。
それでは。
今日も一日頑張りましょう!!
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