おはようございます。
む〜です。
昨日は15時までにどうにかこうにか家事を終わらせて「本日の母親業務」を大部分終わらせて挑みました。
それでも幕間に生姜すったり、ネギを刻んだりしてバタバタしてましたが無事に退団者挨拶まで見届けることができました。
今日はその雪組ワンスのスカステ生放送について私の思いを書いていこうと思います。
何から書くべきなのかわからないくらい感動したので、とっ散らかったブログになりそうですが最後までご覧ください。
*退団者の挨拶・だいもんの挨拶の内容ははきっと他の方が正確に書いてくださると思うので(笑)、私は私が感じたことだけをブログに書いていきますね!
真の千秋楽を見た。
宝塚の千秋楽はどこか「身内の行事」感があって、作品の千秋楽であるはずなのに「お祭り騒ぎじゃ〜」って感じが否めなかったんですよね。
お祭り感覚はそれはそれでいいんですけど、張り切りすぎて作品の世界観が壊れてしまう舞台をいくつか見たことがあったので、基本的に私は宝塚歌劇の千秋楽を見ることは避けてきました。
しかし、今回の雪組公演千秋楽は本当に見ることができてよかった。
一瞬たりとも目を離すことは許されない、細やかな目線の投げ合い。
休演を感じさせないほど深まった芝居。
公演再開で昂る気持ちをしっかりおさえ、千秋楽にふさわしい最高の舞台を見せてくれた雪組生はやっぱりすごいし、舞台のプロフェッショナルの集団だと思いました。
そんな舞台としての完成度の高さを感じつつ迎えたフィナーレは雪組生一人一人から「舞台が大好きだ!」という雄叫びが聞こえてきそうなほど熱気溢れた舞台でした。
そして終演後のご挨拶で感じた暖かい身内感が本当に本当に素敵で。
TVの前にいる私までだいもんに手を振ったり、どっせいしたりしてました笑
これこそ!
と言い切っていいのかわらかないけど、私は今回の雪組の公演こそが本来あるべき千秋楽の姿なのだと感じました。
「ブスの25カ条」を完璧に克服した彼女たちは美しい
ずっと気になっていた退団挨拶。
長年宝塚歌劇の繁栄に貢献してきたきゃびぃさんやヒメさんのご挨拶、何を語るのか?
雪組をいつも全力で引っ張ってきただいもんの挨拶はどんな内容になるのか?
退団者の中で一番下級生のもなみちゃんはご挨拶でなんておっしゃるのだろう?
少なくとも私は「コロナが憎い!」とか「悔しい!」って言葉が出るのだと思っていました。
というか私だったら絶対コロナに対して恨み辛みいっちゃうだろうなと笑
自分の晴れの舞台がコロナウィルスのせいで潰れたら文句の一つも言いたくなるものです。
でも、彼女たちは何も後ろ向きなことは言わなかった。
「悔しい」も「コロナのせいだ」も言わず、ただ粛々と想定外の運命を受け入れ前向きな言葉をファンに贈る。
彼女たちが一番悔しい思いをしたのに関わらず、すっきりとした笑顔で人々に感謝し、どこまでもポジティブな言葉が美しい唇からこぼれていきました。
私にはきっとできない。
何度転生して生き返ったとしても、私は彼女たちのような美しい人間になれない。
人間としての格の違いを見たようで自分が恥ずかしくなりました。
ブスの25カ条に
- 愚痴をこぼす
- 責任転嫁がうまい
- いつも周囲が悪いと思っている
- 悲観的に物事を考える
という項目があるのですが、退団者3名と雪組トップの望海風斗さんはまさにこの25カ条を完璧に克服されていると思いました。
やはり25カ条を(舞台上で)完璧に克服されている方々は本当に美しいですね。
休演は化物を産んだ
とあるの記者の方が宝塚歌劇再休演の折にこんな風な文言を記事に書いていた。
『次に再開するタイミングは、他者に比べても難しくなってしまった。
出演者のモチベーションも厳しいものになる。劇団は(再開の)時期を読み違えた。』
再開の時期に関しては素人なのでわかりませんが、少なくとも今回の千秋楽を見て1つだけわかったことがある。
出演者のモチベーションは厳しくなるどころか、
休演を経て化物級の作品に進化させるほどのモチベーションの高さを見せてくれました。
はっきり言って昨日生放送で見た雪組「ワンス」は私が以前観劇した作品とは別物のように見えた。
同じ作品を見たはずなのに、「二度目の観劇」という感覚が全くしなかったのだ。
まるで新しい作品を見ているかのような、、不思議な感覚でした。
TVの前にいるのに生で観劇した時よりも登場人物たちの息遣いを肌で感じている。
私があの作品の登場人物の一部になっているかのような臨場感を味わっている。
それほど今回の作品にかける演者たちのモチベーションが高かったと言えると私は思いますね。
「いい夢だけを見ていこう。辛いことに別れ告げ・・」
ヒメさんがエトワールで歌う曲の歌詞がいろんなことにマッチして泣けました。
いい夢だけを見ていこう
辛い日々に別れ告げ
悲しむより共に笑い
明日の風に向かおう
ヌードルスとデボラの場面のこの曲はロケットでもエトワールでも使われているのですが、この曲の歌詞があまりにも現状に当てはまりすぎて・・。
思わずブログに書き出してしまいました。
改めて文字にしてみると本当に素敵な歌詞で。
口ずさむと自然と勇気を持って前に一歩踏み出せる歌詞だということに今回気づきました。
コロナウィルスによって休演・延期を余儀なくされたエンタメ業界。
ファンのため、生徒のためにどうにか舞台を再開しようと尽力してくれた宝塚歌劇団。
そしてどんな時でも宝塚歌劇の心配をして再開を心待ちにしてきた宝塚ファンの方々。
全ての人々が今この歌を口ずさんで欲しい。
そして元気を出して欲しい。
そう。
私たちは自分たちが思っている以上にタフで強いはず。
現状を悲しむよりも、共に笑って明日の風に向かおう。
さぁみんな。
今日も一日頑張ってキャトルレーヴにグッズ買いに行こう!
それでは!
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