おはようございます。
む〜です。
気づけばもう3月。
去年の3月5日(木)は諏訪さきくんの最初で最後の新人公演が東京宝塚劇場で執り行われる予定だったということに予定帳をみていて気づきました。
観客は入れずに実施されたと聞く幻の諏訪さき主演の「ワンス」新人公演。
ぜひ生でみたかったなぁと今でも思います。
すわっちのように、2020年~2021年にかけて一生に一度の新人公演チャンスを逃した子は沢山いるはず。
一日でも早く新人公演を再開してほしい願いを込めて今日の記事を書きます。
いま一度、野田秀樹さんの「演劇の死」を読んで
去年の丁度同じころに劇作家でもあり俳優でもある野田秀樹さんの意見書をニュースでお見かけしました。
野田さんのご意見は意見書の冒頭に書いてあるように「上演が予定されている公演はコロナ対策を十分にした上で、観客の理解を得て上演するべき」とのことでした。
また、ニュースの見出しで使われているように『演劇の中止は再開が困難になるおそれがあり、それは『演劇の死』を意味しかねません』ともおっしゃられています。
日常的に演劇に触れる機会がない方々から
『野田さんは言い過ぎなんじゃないか?』
『意見書自体わがままに聞こえる』
というような意見が当時よせられていましたが、私は全部が全部そうは思わなくて。
野田さんのおっしゃることにも一理あると思いました。
この思いは今でも変わりません。
観客ありきの芸術であるなら観客の健康を最優先すべきだと私は思っているので、彼の意見全てに同意できるわけではないのですが、
演劇やコンサートは一度中止になると延期や振替公演を行うのが非常に難しい実態があるからこそ共感できる部分もありました。
宝塚や劇団四季のような専用劇場を持っているのであればまだしも、会場を借りて公演を行うアーティストや劇団にとっては会場が空いてない限り延期と振替公演もできず、公演自体中止するという選択肢しかないわけですから。
その公演得られる予定だった収入をあてにしていた俳優や演出家の卵たちはもしかしたら生活が立ち行かなくなってしまうかもしれない。
そういう意味では野田さんの使用した『演劇の死』という表現はあながち間違っていません。
この時点で私はあることに思い当たりました。
これって今新人公演をできないでいる下級生たちにもあてはまるよね。
と。
「劇場閉鎖は『演劇の死』」野田秀樹さん、新型コロナで公演中止相次ぐ現状に一石
新人公演という文化が死にかけている。
新人公演が上演されなくなってから、もうすぐ一年経とうとしています。
新人公演が上演されなくなったばかりの頃は「新人公演がないなんて変な感じ・・」という気持ちを抱いていましたが、
日が経つにつれて新人公演という文化が死んでいってしまっているような気がしてならないのです。
新人公演という宝塚特有の文化は、宝塚歌劇団が演者を「生徒」として扱っているからこそ成立していました。
それは今も変わっていませんが、公演自体が上演されなくなっている今となってはこの文化が死にかけているように見えるのです。
しょうがないことだとは分かっているけれど、もうそろそろ新人公演を再開したほうがいいのではないでしょうか??
新人公演は下級生たちにとってかけがえのない大切な公演です。
下級生のモチベーションアップのためにも一日でも早く新人公演という文化を再開してほしいと思います。
とはいえどもやっぱり諦めきれないのがファンの気持ちだったりするんですよね。
新人公演はいつ再開できるのか?
現時点では劇団から何の発表もありませんが、花組『アウグストゥス-尊厳ある者-』『Cool Beast!!』の公演ページでは、新人公演上演に関してまだ何も言及されていません。
星組【新人公演なし確定】
公演内容について
○2回公演実施日の入退場時の混雑緩和、ならびに公演入れ替え時の客席内の清掃のため、午後の公演の開演時間を30分繰り下げ、「15時30分開演」とさせていただきます。
○新人公演の実施を見合わせることといたします。
>>公演日程の詳細についてはこちら
○幕間の混雑緩和のため、幕間休憩を5分間延長し、35分間とさせていただきます。
○舞台上および舞台裏での密集状況を避けるため、1公演あたりの出演者を減員いたします。
>>各公演の出演者や出演日程の詳細はこちら
○客席を使った演出については、当面の間、取りやめさせていただきます。
○オーケストラ演奏につきましては、オーケストラピット内での感染予防対策のため、録音演奏といたします。
花組【新人公演上演不明】
公演内容について
○2回公演実施日の入退場時の混雑緩和、ならびに公演入れ替え時の客席内の清掃のため、午後の公演の開演時間を30分繰り下げ、「15時30分開演」とさせていただきます。
>>公演日程の詳細についてはこちら
○幕間の混雑緩和のため、幕間休憩を5分間延長し、35分間とさせていただきます。
○舞台上および舞台裏での密集状況を避けるため、1公演あたりの出演者を減員いたします。
>>各公演の出演者や出演日程の詳細はこちら
○客席を使った演出については、当面の間、取りやめさせていただきます。
花組公演では新人公演休演のアナウンスがまだないので、もしかしたら花組公演以降で新人公演が復活するかもしれません。
花組さんの大劇場公演は4月2日からなので、すでにお稽古もはじまっています。
まだ新人公演上演のアナウンスは出ていないだけで、感染状況によっては再開させるかもしれません。
とりあえず吉報を待ちましょう。
誰かの「一生に一度」がこの瞬間に消えていく
コロナによる対策は仕方ない。
でもこの対策によって誰かの「一生に一度」が消えていくのも紛れもない事実。
この事実をしっかり受け止めて私たちも彼女たちも前に進んで行かないといけない。
いまは一日でも早く、、出来れば花組公演から新人公演が再開されることを祈っています!
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