おはようございます。
む〜です。
今年の初めにこのブログでざっくり書かせていただいた小川理事長の年始のご挨拶。
昨日久しぶりに読み返していたのですが、何度読んでも深読みしてしまう・・笑
コロナで状況が変わったとはいえ、基本的な理念はこの年始のあいさつに詰まっていたのだとおもいます。
今日は「駄作を出してはいけない」というご挨拶について考えてみました。
*小川理事長の年頭挨拶全文はネットでググってみてください^^
宝塚歌劇が駄作を出しても100年続いてきた理由
小川理事長は年頭のご挨拶でこのようにおっしゃったようです。
「量を追うな。質を追え。」
「駄作を出すと一瞬でよくなくなる。」
宝塚における”量”ってなんだろう?という疑問がふんわり湧いてきますが、まぁそれについてはスルーするとして笑
現在の宝塚は小川理事長の元、”質”を追求してるのでしょう!たぶん!(いつかこの”質”の意味についてご意見をお伺いしたいなぁ・・)
でも「駄作を出すと一瞬でよくなくなる」という一言は当たり前だけど、宝塚ではちょっと違うなと思っていて。
宝塚は駄作を出しても一瞬で落ちぶれることなく客がついてきて100年続いてきました。
この秘訣ってなんなんなのでしょう?
今日は宝塚が駄作を出しても100年以上愛され続ける秘訣について書いていきたいと思います。
”作品”ではなく”出演者”で観劇を決めるヅカヲタの存在
普段、宝塚以外の舞台をみにいくときは、その公演の”作品内容”で観に行くか観に行かないかを決めます。
でも宝塚を観に行く時って「作品内容」で観劇を決めるというよりは「誰が出演しているか?」で観劇を決めていませんか?
観劇という行為への動機付けとして、「作品内容」は大事な要素ではありますが、宝塚をよく観に行く人たちの中では
出演者(ご贔屓)>>作品内容
の方程式が自然と出来上がっているのです。
これこそが宝塚が駄作を出しても100年以上続いてきた理由だと私は思うんですよね。
「作品はつまんなそうだけど、〇〇さんが出ているから観に行かなきゃ。」
皆さんはこう思ったことありませんか?
私はヅカヲタ始めてからのこの9年間で何度もそう思ったことがありました笑
作品自体には微塵も興味ないけど、好きなジェンヌさんが出てるから観にいきたい。
↓
作品のつまんなさよりもタカラジェンヌの魅力が勝って観劇に至った。
↓
でもその結果、意外に作品も面白かった!
なんて流れが私はしょっちゅうあります。
最近は「観たい作品だけを見る」と決めていますが、以前はどんなに駄作だろうと、ご贔屓がいるなら観劇しないとだめ!全組みるのが使命!みたいに感じていましたからね笑
こんなことを考えると宝塚が駄作を出しても100年続いてきた秘訣はいつの時代もファンを魅了してやまないジェンヌさんたちが鍵になってくるのではないかなと思うのです。
魅力的なタカラジェンヌ育成こそが秘訣
きっと宝塚の経営陣の方々はわかっていると思うけど、宝塚が駄作を出してもちゃんとチケットが捌けるのは一重に魅力的なタカラジェンヌの存在とそれを支えるファンのおかげなんですよね。
小川理事長の「駄作はださない」という心意気は素晴らしいしできればそうであってほしいけど、だからと言って座付きの先生方が新しいことに挑戦できるような環境を奪わないでほしい(フライングサパのような新しい試みは絶対必要)なと思うし、駄作を出さない努力よりも魅力的なタカラジェンヌの育成に力を注いでほしいなと個人的に思います。
宝塚が200年も300年も続きますように・・。
では!
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