おはようございます!
むーです。
今更ですがロクモが今年の観劇納めでした😳
今年も宝塚歌劇には楽しませていただきました。
また来年もよろしくお願いします!
ということで今日はロクモの楽曲感想を書きます。
Spotifyで予習しまくってから観劇したのでたぶん3倍くらい楽しめました〜!
*今日の記事、色々書きたいことが多すぎて5000文字超えてます涙
見たいところだけチャチャッと読んじゃってください!
劇中歌リスト
ロックオペラモーツァルトはたくさん楽曲がありますが、今回はいくつか歌われていない曲もあってしょんぼり><
歌われた曲はこちら↓です。
劇中歌リスト
- その男モーツァルト
- 道をあけろ僕が通る
- オペラップ
- キラキラ星変奏曲
- トラブルメーカー
- ビン・バン・ブン
- 死んでしまえば
- 父の戒め
- 薔薇の上で眠りたい
- 喜劇、悲劇
- 恋が足りない
- 切り刻まれたプライド
- 一人で眠る夜に別れを告げて
- 殺しのシンフォニー
- 眠れ、私の天使よ
- 安らぎに包まれて
- 恋のディスタンス
全部宝塚版の和訳で曲名書いたけど、和訳おかしくね・・・?笑
フランス語は少ししかわからないけど、どう訳したらこうなるのよ。
ま、ともかく!
何が残念だったってサリエリの『勝利の代償/Victime de ma victoire』がなかったこと涙
あの曲は名曲だと思うんだが何で削った〜!!!石田先生!!
そのほかにも『きみの胸のタトゥー/Tatoue-moi』がなかったり・・(でもどこかでメロディーとして流れていたような気もする。どの場面か忘れたけど。)。
というわけでちらほら歌って欲しかったなぁって曲がなかったりしたけど、概ね大満足!!
Spotifyで予習した甲斐もあって宝塚版でのアレンジ箇所も分かったりして楽しめました。
それでは楽曲感想に入りましょう!
長くなるけどお付き合いください><
その男モーツァルト/Penser l'impossible
歌い手はカチャ、ほのかちゃん、ひっとん。
カチャが中心に立ち、ほのかちゃんひっとんと歌うこのナンバー。
それぞれから見た”モーツァルトについて3人が歌います。
青く薄暗い照明の中で怪しく悲しい雰囲気で歌い出すこの曲、おそらくモーツァルトの死後、3人が彼を回想している設定なのでしょう。
歌い出しがカチャさんということで若干心配がありましたが、しっかり悔しさを滲ませで歌ってくれました。
ひっとんとほのかちゃんも歌ってくれていましたが、やっぱりほのかちゃんの声好きだなぁ・・。
ひっとんは聞きやすいけれど歌として聞くには、ほのかちゃんの声の方が好き・・。
この曲で一気にモーツァルトの世界観へ誘われるのがとても心地よいです。
そしてここから死してもなおサリエリに勝ち続けるモーツァルトの音楽修行の一部がここから語られます。
道をあけろ僕が通る/place je passe
モーツァルトのメイン曲(?)としてこっちゃんが伸びやかに歌い上げるこの曲。
一度しか聞いてないのに頭から離れません!!
この曲では高い声から低い声まで自在に操るこっちゃんの魅力が爆発していました。
しかも踊りながら、走りながら全力で歌うんですよ。
序盤の曲なのにそんなに飛ばしちゃって大丈夫!?と思いながら見ていました。
そしてこの曲を聞き終わった後、「DVD買います(真面目)」と手を握り締めたむ〜でした・・笑
きらきら星変奏曲
持ち曲が少ないコンスタンツェにとっては貴重な一曲。
それがきらきら星変奏曲です。
とても短い曲ですが、ひっとんのよく通る声を確認できます。
ひっとんの声、ちょっとクセあるけどよく通るよね。
歌ウマさんというわけではないけれど、これからが楽しみな逸材であることがこの曲で表明されているかと思います。
トラブル・メーカー/Le Trublion
この曲めっちゃ好きです!
Spotifyで聞いてた時は場面が思い浮かばなくて(しかもフランス語だから何言ってるか全くわからん笑)軽くスルーしていた曲でしたが、実際に場面を見ながら聞くと臨場感もあってかなり楽しめました^^
モーツァルトの内なる狂気とでも言えばいいのかな?
己の欲望に従って生きるモーツァルトの狂おしいほどの音楽への情熱と自由への渇望を垣間見れる貴重なシーンです。
これからみる方は是非ご注目ください!
ビン、バン、ブン/bim bam Boum
ビンバンブン、もうこう訳すかないですよね笑
ビンバンブンはアロイジアの登場シーンで使われる曲なのですが、とっても神秘的で不思議な曲。
フランス版のアロイジア様はモデルさんのように美しくて、宇宙の中を歩いているかのようなフワフワとした歩き方が印象的でした。
瞳も夢見心地で現実なんて見ていないような存在。オルゴールの中のお人形のような世界観でした。
それに対してほのかちゃんのアロイジアは可愛くてちゃんと地に足がついてる印象。
夢のような存在だったけどモーツァルト でも手が届きそうな・・そんな存在。
ほのかちゃん、さすが歌姫ですね。
ビンバンブンでさえ美しい声色で歌ってくれました。
この後オペラ女優になるという設定も納得できる歌唱力でした。
死んでしまえば/Six pieds sous terre
ひっとんとほのかちゃんが対立するように歌う曲。
ひっとんもほのかちゃんも好きな私にとってはちょっと辛い曲だったけど、これも実際に聞いて好きになった曲です笑
可愛い二人には笑顔で笑い合っていて欲しいんだな><
「Na Na NaNaNa」の部分が印象的で頭から離れない。
モーツァルトを取り合う二人の歌なのですが、ちょっとキィーが低かったかな??
ひっとんの声が聞き取りづらかったです><
薔薇の上で眠れ/Je dors sur des roses
1幕ラストのこの曲。
母の死に際してモーツァルトの中で確実に何かが失われていこうとしている曲です。
みなさんおっしゃっていますが、この曲のこっちゃんの歌、踊りが凄まじいです。
そしてその後に続くひっとんのダンスがまた伸びやかで儚く美しい・・。
この場面のひっとんはコンスタンツェとしてではなく、踊り手として踊っているとナウオンでおっしゃっていたので彼女が踊り手として何を表現しながら踊っているのか色々考えながら見ていました。
最初はモーツァルトに迫りくる死(死神)かなと思ったのですが、あの激しく情熱的なダンスから、彼女が表したかったのは母の墓前でさえ抑えきれない”情熱”だったのかなと。
これについていろんな方のご意見をお伺いしたいです。
観劇した方、是非私にみなさんのご意見をお聞かせください!!
恋が足りない/Si je defaille
ひっとん、せーらちゃん、いつき姉様で洗濯干の間からキュートに歌うこの曲。
ひっとんはこういう明るい曲が似合いますね。
洗濯物の間からチラチラ顔を見せてくれる姿がキュートすぎてあんなお嫁さんいたら幸せよな・・とか一人だムフムフしていました笑
ちなみに!どの作品でもコンスタンツェはブスキャラ(または悪女)として描かれていますが、ひっとんのコンスタンツェはめちゃくちゃ可愛くて愛嬌たっぷりで悪女要素0だった笑
どんなに辛いことがあってもいつも笑顔でモーツァルトを支えてあげていて嫁の鏡でした。
切り刻まれたプライド/Le bien qui fait mal
私の大好きな曲!!!
「Le bien qui fait mal」!!!
カチャ様がどのように歌うか心配でしたが、予想通りでほっとしました。
やはり低い部分は苦しそうだったし、男役のキーでサリエリの曲を歌うのはきつかったかもしれないけど大健闘だったと思います。
欲を言えばもう少しロックっぽく歌って欲しかったかなあ・・。
カチャさんの歌い方は結構朗々としていてロックぽくはなかったんだよね。
これは全体的にそうだったけど「ロックオペラ」と銘打っている割には歌い方がロックぽくなかった。
ま、宝塚だからしょうがないけどね。
一人で眠る夜に別れを告げて/Les solos sous les draps
ナンネールのまめちゃんが主に歌うこの曲は日本語和訳が結構大変そうでした笑
例えば「Adieu Les solos sous les dra,a,a,a.aps」の部分に歌詞を詰め込みすぎて本来であれば軽やかに歌う部分が失われてしまっていたり。
そのせいもあってまめちゃんの美しい声が生かしきれていなかったのが残念でなりませんでした><
あの曲はもっと簡単に訳してさらっと歌えるようにしちゃった方がよかったかも・・。
原曲の良さが損なわれてしまった印象を受けました。
う〜ん残念!!
殺しのシンフォニー/L'Assasymphonie
大人気の「殺しのシンフォニー」!
前奏が聞こえた瞬間に「きたー!(°▽°)」となったのは私ではないはず。
ライブ会場だったらいえーい!!と叫んじゃいそうなくらいテンション上がりますね、あの曲は笑
サリエリ先生の寂しさとか嫉妬とかが全部詰まってネッチョリネッチョリした曲に仕上がっていました。
そしてこの曲こそサリエリが第二のヒロインと云われる所以だと思うんですよね。
フランスのロックオペラ「モーツァルト」に出てくるサリエリが歌うフランス語の日本語訳聴きながら歌詞メモったんですけどサリエリとアマデウス好きな人全員聞いてほしい 殺しのシンフォニーという曲です いますごい死にそう 歌詞のラストで死にそう pic.twitter.com/zKKJXw8SbJ
— たちなみ (@tatinamisan) April 15, 2018
サリエリたん、モーツァルトへの愛を拗らせすぎてもはや愛おしいです涙
はぁカワユ。
安らぎに包まれて/vivre à en crever
もうこの曲大好きだわぁ・・涙
何も知らない観劇前からこの曲をよく聞いていたのですが、サリエリとモーツァルトが最後の最後に全てを取っ払ってただの”音楽好き”として向き合いながら歌っている歌だと知ってからもう聞くたびに涙が出そうになる。
「1789」もそうだったけど、ドーヴ・アチアさんって最後の曲がいつも秀逸よね。
メロディーも爽やかにまとめてくれるし歌詞も素敵。
そう!
この曲はメロディーがいいのはもちろんのこと、歌詞がとても良きなのですよみなさん!!
この曲が大好きすぎて、できないフランス語を勉強しながら和訳してみたのですが、歌詞本来の意味を知ればきっとみんな泣けると思う。
一部うまく訳せた部分だけ載せるとこんな感じ。
*フランス語習ったわけじゃないから色々間違えはあると思いますが多めにみて!
<フランス語>
S'il faut mourir
Autant vivre à en crever
Tout retenir pour tout immoler
S'il faut mourir
Sur nos stèles je veux graver
Que nos rires ont berné
La mort et le temps<む〜の和訳>
どうせ死ななければならないのなら
はち切れるぐらい精一杯生き
全てを捧げるために
全てを記憶に留めようどうせ死ななければならないのなら
我々の笑いは死や時間さえも欺いたと
墓碑に刻みたい
はい。涙
もうこっちゃんとカチャさんがなんて歌っていたかは全然思い出せないんだけど、とりあえずフランス語版の歌詞を和訳しただけで涙でます。
ただ個人的には白妙さんのアレンジはいらなかったかな・・。
モーツァルトとサリエリだけでこの曲は歌い切って欲しかった。
vivre à en creverの裏話
フランス語にお詳しい方ならご存知だと思いますが、「Vivre à en crever」はどう訳しても「安らぎに包まれて」とはなりません笑
この曲はサリエリとモーツァルトの昇天の曲なのでそう和訳したのかもしれませんが、私が訳すなら「精一杯生きて」にするかな。
vivreは”生きる”、creverは”破裂しそう”とか”はち切れる” という意味なのでこの訳にしました。
というかロクモは曲のタイトルの訳し方が色々変ですよね・・笑
今、アナ雪2でも劇中歌(「show yourself」)で「i am found」という歌詞を「見つけた」と和訳していると話題になっていますが、製作者側の意図を汲み取るためにも和訳は出来るだけ正しくしてほしいなと思います。
ごちゃごちゃ書いたけどとりあえず楽しんできて!
楽曲感想、本当はもっと詳しく書きたいしもっと色んなこと書きたいんだけど腱鞘炎になりそうなのでここまで!
とりあえずこれから見る方は楽しんできてください^^
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