おはようございます。
む〜です。
先週公開された月組の『赤と黒』の先行画像、皆様はもうご覧になりましたか??
先行画像を見た時、「素敵!」と言いたかったのですが正直なところ素敵とは言えなくて・・・。
今日は『赤と黒』の先行画像の感想と珠城りょうさんに演じて欲しい役を紹介します!
こんなつぶやきをしました
今回ツイートした内容がこちら。
私のみたい珠城りょうはこれじゃないんだよー。
毎回私の中でこれじゃない!ってなってる。
バッディとかガイゲルンとか本多とかクオンのような影のあるビジュアルと芝居を見たい。
— む〜 (@zucca_zucca_mu_) November 7, 2019
んで、約一年前にもこんなツイートをしてました笑
私ね、たまきちにはキラキラ系ミュージカルじゃなくてゴッドファーザーみたいな渋い芝居して欲しいんだよね。
誰かこの気持ちわかる人いないかな〜 pic.twitter.com/W8yNspuBF4— む〜 (@zucca_zucca_mu_) 2018年7月27日
一年前からこう思っていたということは、おそらく劇団が見せたい「珠城りょう」と私が見たい「珠城りょう」がマッチしてないんでしょうね。
今回の『赤と黒』の先行画像、たまきちジュリアンがとっても健康的で個人的には物凄い違和感を抱いてしまいました。「『赤と黒』ってこんな話だっけ?」と首を傾げてしまいました。
もっと憂いに満ちていて欲しかったし、もっと気怠い色気が欲しかった。
なのでここからは「私が見たい珠城りょう」を書いてみましょう。
ゴッドファーザー
ドン・コルレオーネ
アル・パチーノ
まず、たまきちにやっていただきたいお役はこれでしょう!
ゴッドファーザーのドン・コルレオーネ又はアル・パチーノです。
アル・パチーノはたまきちの風貌とよくマッチしているので入れました笑
たまきちには優しさと暴力の間で情深く揺れ動く人間を演じて欲しいなぁと常々思っているんですよね。
ゴッドファーザーはよく「ハードボイルドの真髄!」と唄われがちだですけど、
本当は全然ハードボイルドな映画じゃないんですよね。
ハードボイルド=転じて感傷や恐怖などの感情に流されない、冷酷非情、精神的・肉体的に強靭、妥協しないなどの人間の性格を表す
なので、
家族や仲間との葛藤を抱えながらもがき苦しむマフィアの泥臭い人情物語であるこの映画をハードボイルドと言い切ってしまうのはもったいないように思います。
ゴッドファーザー大好き過ぎてちょっと語ってしまいましたね笑
ごめんなさい><
でも、たまきちなら暗い世界のなかで家族を愛し守りながらドンとしてマフィアの中心的存在として君臨するドン・コルレオーネを熱演できると思うんです。
戦場のピアニスト
ウワディスワフ・シュピルマン
戦場のピアニストは私のお気に入り映画の一つでして、実在の人物(ウワディスワフ・シュピルマン)の体験記を元に作成された映画です。
第二次世界大戦からユダヤ人狩りまで、見ているのが辛くなるような場面が多々ある映画ですが、この映画を取り巻く重厚な空気・触ったら壊れてしまうガラス細工のような緊張感だけでも十分当時の凄惨な状態を垣間見ることができます。
今回たまきちに演じて欲しいと思ったのは、たまきちの陽の部分が上手く使えば使うほど、戦争が始まる前の彼の愛すべき生活が幸せに満ちた生活として観客の目に写り、幸せな部分が引き立つほど映画の凄惨性が増してラストの場面が光り輝くと思ったからです。
彼女の持ち味でもある、”陽”の部分をただただ”明るい珠城りょう”として観客にお披露目するのではあまりにも勿体です。活かし方次第では彼女一人で陽と隠の対比を浮き彫りにすることが可能なのではないでしょうか。
グレート・ギャッツビー
ジェイ・ギャッツビー
私ね、珠城りょうくんとレオナルド・ディカプリオって似てるなって思うんですよね。
彼も明るい面と暗い面の使い分けがとても上手くて、イケメンなんだけど、ただの2枚目俳優では終わらない、終わらせない素晴らしい男優さんです。
今回、ギャッツビーをあげたのはたまさくコンビで見るならこの作品がいいなと思ったからです。さくらちゃんの華やかなオーラとこの作品のオーラはぴったりだと感じました。
もしお二人の大劇場お披露目作品に迷われているようだったらこちらはいかがでしょうか!?と劇団にお伝えしたい。←
風立ちぬ
たまきちは純朴な日本青年も似合うはず。
「永遠の0」と迷ったけれど、白スーツが似合うたまきちには是非とも堀越二郎を演じていただきたいと思い、こちらに決定。
美しいフォルムが特徴的なゼロファイターとどこまでも青く、大きな入道雲がかかる空を見つめる珠城りょうの姿・・想像してみるだけでも泣けてくるではないか。
『奔馬』『天人五衰』:本多繁邦
最後にオススメしたいのが『奔馬』の本多役。
みりおくんが『春の雪』で清顕を演じる傍らで常に彼を親友として支えてきた本多繁邦を演じていただきたいのです。
宝塚では清顕がメインになる『春の雪』ばかりが有名ですが、実はそのあとの『奔馬』『暁の寺』『天人五衰』では本多視点での話が多くなります。(『豊饒の海』は本多が清顕の輪廻転生を夢見て追いかけていく話なのでどうしても本多視点での話が多くなります)
特に『奔馬』『天人五衰』では清顕の転生だと考えられている”勲”と”透”という少年と本多の関わりが濃厚に物悲しく書かれているので、コレをたまきちが演じてくれたらもうたまらないですね。垂涎ものです。
想像しただけでわくわくゾクゾクしてきます。
『豊饒の海』シリーズのファンとしては是非とも清顕の輪廻転生説に取り憑かれた哀れな男・本多繁邦を珠城りょう様に熱演していただきたいですね〜。
劇団に私書箱のような箱があるなら投函して期待レベルでみたいので劇団さん!!お願いします〜。
影のあるたまきちを見たいのかな私は笑
本当はね、『YESマン』とかもいいなぁなんて考えたんですけど、それだとつまんないんですよね、たまきちの場合。
彼女の「明るくて・好青年・成功した人間」というところばかりを全面に押し出すとあまりにも味気なく空っぽな感じになってしまいがちなので、彼女の陽の部分を抑えた暗い演技でグッと大人の哀愁漂う男を目指して欲しいなぁなんて思ったりします。
うん。。
私はこういうたまきちが見たいんだなあ(遠い目)
いつかこんなたまきちを見れることを祈って、今日も頑張って育児する笑
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