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花組 一之瀬航季と亜蓮冬馬にエールを送る~「代役」が「本役」なる瞬間~



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おはようございます。

む〜です。

 

本来書くべき順番とは異なりますが、今回はこの記事を先に書かせてください。

 

全日程休演している亜蓮冬馬くん。

彼女の代役として多聞丸を演じているのが一之瀬航季くんです。

 

私は亜蓮君の休演を通じて今まで感じたことのない想いを経験したのでここに記録として書き記しておきます。

 

 

”悔しさ”と”認めたい”狭間で

 

亜蓮君休演すると聞いたときはこれまで楽しみにしていたものが全部終わってしまったような、咲き誇っていた花が一気に枯れてしまったような、そんな喪失感を覚えました。

 

代役がはなこ様に決まった時は特に何も特別な感情は湧き上がってきませんでした。

 

本役がダメなら代役が出演する。

 

これは舞台の素人でも理解できていること。

流石の私でもわかります。

 

当たり前のことが当たり前のように起こっただけ。

 

花組公演のMY初日を迎えるまでずっとこう思っていましたし、

だからはなこ様のこともフラットな状態で見れると思っていました。

 

いざ、花組MY初日を迎えて幕が開いて多聞丸が出てきた時、私の中で今まで感じたことのない二つの感情が凄まじい勢いでぶつかり合いました。

 

こんなに美味しい役なのに亜蓮君が出演できなかったことに対する悔しい気持ち。

 

もはや「代役」ではなく「本役」として堂々と舞台に立っているはなこ様の能力の高さに圧倒されて認めたい気持ち。

 

比べることが難しいくらい大きなこの二つの感情がどーんと激しく私の中でぶつかり合ってしまったのです。

 

亜蓮君が出れないことは泣くほど悔しい。

彼女なら必ずこの役をモノにできただろうし、きっと彼女なりの多聞丸を作り上げられたに違いない。そう思えば思うほど拳を握るほど悔しい。

 

でも、目の前に居るはなこ様の多聞丸は間違いなく「多聞丸」で歌も演技も素晴らしい。一之瀬航季は間違いなくスターだ。認めざるおえない。

こんなに素晴らしい子に御贔屓の休演を通して出会えたことに感謝したい。

 

行き場のないこの2つの感情が終演まで続いて地元に着く頃にはがっくりと疲れてしまいました。

 

推している生徒の休演によってこんな感情に出会うとは・・疲れたと同時に「凄い経験しちゃったな」と思いました。

 

一之瀬航季は間違いなく多聞丸だった

 

私は亜蓮君の多聞丸を一度も見れていない。

だから私にとっての多聞丸は一之瀬航季君だった。

 

本役である亜蓮君の多聞丸を知らない私。

これがまた悔しかった。

 

知っていたら比べることもできたかもしれない。

でも私が観た一之瀬航季くんは本当に素晴らしくて何も文句をつけられなかった。

声もいい。歌もいい。男役としての才覚に恵まれているとしか思えないはなこ様を観て

悔しいはずなのに彼女のファンになってしまった。

 

悔しいという感情が間違いなのか

 

そもそも「悔しい」という感情を抱くこと自体、観客としてファンとして間違っているのかもしれない。

 

そう言われても私は反論できない。

「悔しい」という感情を抱くこと自体、一生懸命“多聞丸”を演じているはなこ様に失礼だということも重々承知している。

 

でも私はこの感情を受け入れたいと思う。

 

初めて宝塚歌劇を観ていて抱いたこの感情。

 

好きなスターさんを観ていて「じれったい」とか「頑張れ!」と思ったことはあるけれどこんなに悔しいと思ったことは一度もない笑

 

同時にこんなに「悔しいけど君たちは最高だぜ!!」と思ったこともない。

 

 

こんな熱い感情を私に与えてくれた宝塚歌劇と、一之瀬航季くんと、亜蓮冬馬くんに感謝する。

 

とりあえず!

亜蓮くん、はなこ様を全ツで拝見できる日を楽しみに待ってま〜す^^

 

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