宝塚の観劇感想 月組

美弥るりかが伝えた”永遠の恋”~自由への羨望~



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おはようございます。

む~です。

 

最近、マイルを貯めることにハマっています笑

いつかマイルをためて日本とハワイの往復をしてみたいものです・・。

まだまだ遠い先の話ですが、いつかできるように地道に貯めて行こうと思います。

 

さて。

今日は月組エリザレポ、第5弾です。

エリザって語りたいことが沢山ありすぎてなかなか語りきれない。。ついついレポも長くなってしまいます。

 

そして今日はフランツを演じてくれた美弥るりかさんについて書きます。

 

配役発表を観たときに、一番ミスマッチだと感じたのが美弥フランツでした。

今回観劇して、色々と思うところもありましたのでまとめたいと思います。

 

 

月エリザ関連記事

 

 

だいぶ溜まってまいりました笑

今までのエリザベート関連記事はここにリンクを貼っておきます。

 

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フランツは恋していた。

 

 

この記事のタイトルを考えた時、最初は「永遠の愛」というワードにしようかと悩みました。フランツはシシィのことをしていた・・?

 

自分で考えたワードなのに””という言葉にずっと引っ掛かりを感じていた。

 

美弥フランツは本当にシシィのことを愛していたのだろうか?

美弥フランツはエリザベートという人間を愛していたのだろうか?

 

彼は、、美弥フランツは・・エリザベートを愛したのではない気がする。

 

美弥フランツを観て強く感じたのは「エリザベートの強さ・生命力・自由への渇望に対する憧れ」だった。

 

美弥フランツからには愛という言葉よりも、のほうがふさわしい。

 

初めて会ったときから何も変わらないシシィの魂の自由さに生涯恋い焦がれたのではないだろうか

 

フランツにとってエリザベートは愛すべき存在というよりかは、永遠の恋の対象。

ハプスブルク家に縛られている自分には手の届くことのない自由の象徴。

 

弱すぎてた美弥フランツがちゃぴシシィを見つめる眼差しは夫らしい暖かさを持ちつつも、どこか羨望を感じずにはいられなかった。

 

「何故フランツはシシィに恋したのか?」という初演からの私の疑問に、美弥フランツはその眼差しを持ってしっかり答えてくれた。

 

寄り添えなかったフランツ

 

劇中、フランツは何度もエリザベートの心に寄り添おうとする。

今までのフランツはエリザベートに拒否されるたびに「苦い」顔してその場を去るのが通例だ。

 

一番表情がよくわかるのは、シシィとフランツの間を扉一枚で隔てられているシーン

「子供の教育を任せてほしい」とフランツに対して最終通告をする場面。

 

フランツに通告書を押し付けてバタリと扉を閉じるエリザベート。

その後のフランツの表情が個人的にミソ!

 

美弥フランツ、割とあっさりしているんです笑

私の歴代NO1は北翔フランツなのですが、彼女は顔を歪ませて物凄く悩みながらその場を去っていく。

 

対して美弥フランツはちょっと投げやり(褒めてます)

「もうだめだ・・。あいつの気持ちはわからん」と今にも弱音を吐きそうなのが美弥フランツ。

 

ちゃぴシシィが強すぎてついていけない。寄り添いきれない。

そんなフランツにみえた。

 

全体的に「弱い」フランツ

 

 

美弥ちゃんのビジュアル的にフランツが不向きだったのはいうまでもない。

結果として、ちゃぴシシィと比較すると 気弱なフランツとして仕上がっていた。彼女のお芝居の方向性は自分のビジュアルを最大限に考慮した結果だと言える。

 

歴代NO1の気弱さ・マザコンさを今回堪能することができたと思う。

 

ただ、シシィとの力の拮抗がなかったため、どうしてもエリザベート(ちゃぴ)の独壇場のようにみえてしまった。

 

この際書いておくと、今回のエリザベートは「愛の物語」ではない

以前、コメント頂いた言葉をそのままお借りするなら「ハプスブルク終焉の物語」だ。

 

この違いがお分かり頂けるだろうか。

 

気弱な美弥フランツ ・「死」として漂うたまト―ト自由への渇望が止まることのないちゃぴエリザベート

 

 

この3人に愛の物語を見出すことの方が逆に難しい。

今回の月組エリザはまさに交わることのない3人が織りなした「ハプスブルク家の物語」だった。

 

お歌は・・

 

美弥フランツのお歌の感想は下記リンク先をご覧ください。

 

 

www.zuccazuccamu.com

 

次はありちゃん

 

次は千星くんについて語ります!

それでは~

 

 

 

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