おはようございます☀
むーです^ ^
昨日は念願のグランドホテルを観ることができました!
DVD化しないとのことですので
まずは観れたことに改めて感謝いたします。
書き留めておきたいことが多すぎて溢れかえってしまいがちな私ですが今回はゆっくり消化していきたいと思います。
★本気レポのため人によってはつまらないかもしれません(꒦ິ⌑꒦ີ)ネタバレもありますのでご注意くださいませ!
舞台の構成について
この公演を語る上で欠かせないのが
宝塚史上稀に見る
素晴らしい演出と脚本だろう。
演出について
①椅子
小池修一郎が『盆の使い手』だとしたら
トミーチューン氏は『椅子の使い手』に違いない。
今作ではヅカヲタに馴染み深い"盆"が使われていない〈その分カルーセルではたっぷり使われています〉。
その代わり、場面転換として使用されるのは"椅子"だ。
細い金製の椅子で紅のクッションが敷いてあるシンプルな椅子。
これを演者達がさりげない動きの中で配置を変えていくおかげで場面は自然に転換していく。
それこそ回転扉のように滑らかにゆっくりと、でも確実に変わっていく。
②電話交換手
現在お目にかかることのほうが難しくなってしまった電話交換手の存在。
この存在こそが
グランドホテルの時代背景、
そして慌ただしいホテルの喧騒
を象徴しているように感じた。
まず公演開始前から劇場のそこらかしこで電話交換手の音声が流れ始める
『はい、こちらはベルリン、グランドホテルです』
『モーニングコールを頼みたいんだが』
などなど宿泊者からフロントへの電話や外部からの電話をひっきりなしに受ける電話交換手の慌ただしさが伝わる仕組みになっている。
これを聞いてるだけで
あたかも『私は今グランドホテルにいるんじゃないか?』と錯覚させてくれる。
もうこの演出だけで観客はグッとグランドホテルの世界観に引き込まれること間違いなしなのだ。
そして極め付けはこれ、
「グランドホテルにご宿泊の皆様へ〜」
と開演アナウンスが始まる。
私はこの手の演出が妙に好きで笑
脚本家が手をこまねいて
『早くグランドホテルの世界に入っておいでよ〜』
と露骨にアピールしてくるのを
見せつけられるとどっぷりその世界観に入り込んでしまうタイプなのだ。
トミーチューン氏からしたら甘っちょろい客である笑
ちなみにこの電話交換手は最初から最後まで殆ど変わらず舞台にいる。
それがなんとなく人生の単調さ物語っているような気がするのは私だけではなかったはずだ。
脚本の素晴らしさは言わずもがな
『グランドホテル形式』を皆様はご存知だろうか?
登場人物が複数いて同時進行で物語は進んでいく形式。
これはこのグランドホテルが発生だ。
観客は複数いる登場人物で1番自分が共感できる人を見つけられるし何しろ飽きない。
脚本の素晴らしさはおいおい登場人物について語る上で話していけたらと思う。
今思いの丈全てを語るには時間がなさすぎるので。。。
明日はドクターと盲目の婦人とジゴロについて
ちょうど1000文字とキリがいいので今日はここまで。
やはり舞台は面白いですね。
一回見ただけで
登場人物たちの眼差し、熱感を今でも強烈に思い出せます。
暫くはグランドホテルについて語らせてください。本当にいい作品だった。
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