こんばんは〜。
む〜です。
今日は『今夜、ロマンス劇場で』『FULL SWING!』の初日レポ①を書きます。
ネタバレあり
本当に楽しかった月組初日
映画版も予習済みで挑んだロマ劇。
言葉で書くとなんとも薄っぺらくなってしまうのが悲しいのだけれどあえて書く。
本当に楽しかった!
最高だったロマンス劇場!!!
ハンサムガイ、大蛇丸で大いに笑いあり
健司と美雪の恋に涙あり
憎い演出の数々で持ってきたタオルを食いちぎりたくなるほど切なくて愛おしい物語でした。
小柳先生の愛
小柳先生の愛がたくさん詰まったこの作品。
映画だと美雪と健司と以外の人々になかなか焦点が当たりませんが、小柳先生の生徒さんへの愛でちゃんと主人公2人以外にもスポットが当たるようにしてくれていました。
例えば原作にはいなかったセブンカラーズ、大蛇丸、ディアナ様の存在のおかげで他の生徒さんが目立てる役がずいぶん増えたし、ラストの主人公2人の回想を他の生徒さんたちに任せる(ここの演出も結構好きだった)ことによってそこでもまた見せ場を作る。
原作へのリスペクトは忘れずに上手くみんながハッピーになれる作品を作ってくれた小柳先生に感謝です。
れいこうみと重なる台詞
ロマンス劇場は原作ありきの舞台のはずなのに最後の場面(ロマンス劇場での再会)の台詞や歌が完全にれいこうみのトップコンビ誕生への祝辞になっていて泣けたので、これからみる人もぜひ堪能してほしい!
特に私のお気に入りは
健司が美雪に『君じゃないとダメなんだ!!』
と熱い気持ちをぶつけるシーン。
君じゃないとダメなんだ!なんてさぁ、、れいこうみじゃん←
しかもこの後のお二人の歌がまたね!!!
れいこうみの今までを振り返るような主題歌『今夜、ロマンス劇場で』が最高に泣けるのです。
パンフレット購入できてないので歌詞はうろ覚えですが
『この場所で貴方と出会った』
『今夜ここから始めてみよう。僕ら2人の新しいロマンス』
と2人でデュエットされていたと思います。
もうね、この歌詞が素晴らしいので気になる方はぜひパンフレット買ってほしい!
健司と美雪の関係にもぴったり当てはまるし、れいこうみのファンからすると全ての歌詞がれいこうみに当てはまりすぎて涙腺崩壊間違いなしです。
フルスイング初日感想
三木先生のフルスイング。
とってもオシャレな大人のショーで、宝塚の原点に戻ったようでした。
近年定番化しつつある若手のアイドルっぽい場面はなく、古き良き宝塚のショーを見たように思います。
『古き良き』と言っても古臭いわけでは全くなくて。
聞いたことのある曲も聞いたことがない曲かのようにアレンジして歌って踊ってみる。ジャズミュージックがもつ『不滅の新しさ』みたいなものを存分に活かしていらっしゃいました。
ロマ劇でも思いましたが、今の月組はスターが大勢いるのでどの場面も見応え十分!!
れいこさんが不在の場面でもトップスターレベルのジェンヌさんたちが場面を引っ張ってくれているので全てが中詰めか?というくらい組子総出で歌い踊りまくってます。
全く退屈しないショーですのでこちらもぜひお楽しみになさってください。
れいこうみの最大の強み
ロマ劇、フルスイングをみて改めて考えされたのがれいこうみの強み。
お二人の場合、突出して何かに秀でているというわけではないけれど
- 『実力に大きな穴がない』
- 『コンビとしての歴史がある』
この二つがこのコンビの強みだと思います。
お二人とも(特にれいこさん)芝居上手なジェンヌさんとして有名でしたが、トップコンビ就任に向けてさらにお歌もダンスも頑張られたでしょう。
個人的には安心して舞台を見ることが出来ました。
舞台を見る上で技術的に安心できるというのはとても大事なこと。
舞台上で作られている世界観を最低限壊さないための技術(宝塚だとダンス、歌、芝居)は大事ですよね。
そして、れいこうみコンビのもう一つの強み。
それは『コンビとしての歴史』です。
お二人が初めて舞台上で組んだのは『瑠璃色の刻』(2017年)。
それから約4年間、舞台上でも小劇場でも何度も組んできました。
近年の宝塚ではトップ娘役の落下傘も多いので、これだけ時間をかけて関係を築き上げてきたコンビも珍しいです。
2人が月組トップコンビとして就任した時は『真新しさがない』という指摘もありましたが、私から見れば 真新しさがない=すでにコンビとしての歴史があり信頼関係ができあがっている というのはこのコンビの大きな特色であり、だからこそ見せられる作品もあるのではないかなと思います。
初日感想なのに9割れいこうみの話だった
初日感想なのに9割方れいこうみの話しかしてなかったよ私。
初日感想を期待してくださっていた皆様。
ごめんなさい。
明日からキャスト別感想に入ります。
どうぞおたのしみに。
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